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声優さんへの憧れと人を抑えつける声〔声とめぞんぬしのつながり〕ーきっと、やさしくつながれる 深掘りその④ー

両親や友達には誰にも言った事がないのですが、私が小学生の頃なりたかった職業は「声優」でした☺️

私は小学生の頃、ぬいぐるみやマスコットが大好きな子でした。(今も大好きですが…笑)
姉、弟や仲の良い友達とぬいぐるみでよくおままごとをしていて、20体も30体もあるぬいぐるみたちに全部違う性格を付けて、声色を変えながらアテレコをするのが好きで好きでたまりませんでした🥰

あれは小学6年生の頃でしょうか。
テレビで初代「ポケモン」のアニメが始まり、子供の間でとても人気になりました✨私も毎週楽しみに見ていました!
アニメがあまりにも人気なので声優さんにもよくスポットが当たり、松本梨香さん(サトシ役)や大谷育江さん(ピカチュウ役)などの名前も覚えました☺️(ピカチュウ、可愛いよね…💕)

そして思いました。「声優ってめちゃ楽しそう!!」

しかし、自分にはなれるわけがない、とも思っていました。
理由は、大人とか、特に親しくないクラスメイトたちと話すのが苦手だったからです。色んな人とスタジオに入って収録するのに、私みたいな性格じゃ無理、と決めつけて諦めていたのです。



私は子供の頃、姉弟やごく仲の良い友達と喋る時だけ明るくうるさくて、親や先生、特に親しくないクラスメイトたちとはろくな喋り方が出来ない子でした😅
「気を許した人への喋り方」は出来ても「公の場で使えるスマートな喋り方」が中々習得出来なかったんですね。その原因に心当たりがありまして……。

うちの母は、常に体にプレッシャーをかけて喋るような声で、会話をしていてもキツい声色が返ってきます💦
父は、反対にもわもわしがちな声で、聞き返すと不機嫌になったりします😅
時と場合によりますが、両親共に、こちらが明るい調子で話すと更に機嫌が悪くなる傾向があります。
(自分の家族なのであまり悪く言いたくはないのですが、どうしても必要なので思い切って書くことにしました。最後まで読むと両親を否定したいのではない事がお分かり頂けると思います)

いつも何かにつけて抑えつけられるような話し方だったので、不快に思い喧嘩も多数…しかし、従うまで怒鳴られ続け、しまいにはビンタが飛んでくるので私は小さく収まるしかありませんでした。(付け加えておくと、うちの両親は昭和脳なだけで虐待ではないです😅美味しいご飯ももらってましたし、手足を縛られた事もありません)

ずっとそんな感じだったので、上手く言えませんが体にブロックがかかると言うか、体のテンションが下がってしまうような感覚でした。
体の自然なテンションは、自然に話す時に重要だと思うのですが、私は両親によってそれが若干狂わされてしまったように思います。

しかし、高校卒業後に上京して両親と離れると、その「体のテンション」が変わってきた実感がありました。自分の体が解放されたように感じたのです!
自然な体のテンションは喋りだけではなく、楽器の演奏にも非常に重要です。特に実感したのがピアノで、「あ、このテンションだと実家にいた時よりピアノが軽やかに弾けているような気がする」と思っていました☺️

ただ、常に良いコンディションだった訳ではなく、波はありました。



2013年に実家に戻って来て、今は両親と3人で住んでいます。
そうすると、体のテンションはまた10代の頃と似た感じになってきました😅やはり両親と話すのは私にとって少し大変です。

ですが、新しくわかった事がありまして…
よく話を聞くと、両親は耳の聴こえ方にやや難があるみたいなんです。
母なんかは「声が響いて言葉が聞き取れない」などと言っています。実はこれ、昔関わった人が同じ事を言っていた事がありまして、その人は「私は耳の穴の形状がストレートじゃないので普通の人より少し聞き取りにくい」とも言っていました。うちの母ももしかして同じなのでは。
聴こえにくいと不機嫌になってしまうのも納得出来ます。やっぱり、「問題」には「理由」があるものなのですね。

更にそれだけでなく私の方も人より感受性が強いのかな、とも思います。うちの両親と楽しそうに喋っている人はいっぱいいるので、両親の声に苦手意識があるのは感受性のせいかも、と。

それからというもの、自分のテンションは自分でなんとか保つ!と強く考えるようになりました☺️…まあ、自立の上手い人は10代の頃からそうなんでしょうけれどね😅
おままごとをしていたあの頃のように、自由で解き放たれた声を発したいです!




36歳になった今感じているのは、
世の多くの子供たちは大人の声を怖がり、
世の多くの大人たちは本当は子供たちに優しく語りかけたい、
そんなふうに思っているのではないかと言うことです。
きっと声に関して悩んでいるのは私だけじゃないので、声と体、声と音楽などについて今後取り上げていけたら面白そうです。


人から人へ影響し合う体のテンション、声のテンションって音楽のアンサンブルの世界と一緒だなぁ、って感じます。
アンサンブルは、みんなが柔軟にメンバーの動きに呼応して影響し合うのが醍醐味です。それが自然であればある程魅力的なアンサンブルだと思います☺️
それに関連して、「アレクサンダーテクニーク」(「自分の使い方」を学ぶ面白いテクニックです☺️アレクサンダーテクニークのレッスンをされている方がいらっしゃいますが、私はまだ本で読んだ事しかないです)的な考え方が好きなので、もし出来たら将来的に取り入れてみたいです。

一方でボーカロイドも面白い視点から声を考えられるので続けたいです。現在ボーカルさんも募集しているので、もちろん普通に「歌」も発信していく予定です!
普段管楽器をやるメンバーで合唱したりするのも良いですね✨透明廻廊メゾンには「Misty White」みたいな曲もあるので♪小学生の頃合唱やってたのでまた歌いたいです。
あとは朗読とかもちょっと興味があるなぁ…(*^_^*)

夢が膨らみます🌈






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