見出し画像

骨髄バンクのドナーに適合した話2  「家族に報告編」

こんにちは。メゾンドメグリのまぐ(やまぐちあつこ)です。

前回のコラムは▼

家族の同意を得るのが最初のハードル

職場の皆様には同意いただけたので、次は家族。
骨髄バンクのドナーでうまくコーディネートが進まない理由に家族の同意が得られないことが多いと聞いた。
とはいえ「うちは大丈夫ちゃうかなぁ」と思いつつ父に電話。

「骨髄バンクに登録しとったんやけどさ、白血球の型が適合した人が見つかったって連絡があって、まだわからんけど骨髄提供するかもしれんのよー」
というと、父の一言目は
「おー、よかったな」
だった。

ここで「よかった」って言葉が出るのがうちの父の人柄なのだ。
もちろん手術のリスクはわかっているとは思うが、それでも、私が意思をもって登録した骨髄バンク、そしてそれが適合したということは私にとって「よかった」事だということを父はわかってくれているのは嬉しかった。
父から「患者さんのために体調管理をちゃんとしなさい」と言われて電話を切る。母にはこの電話で同時に伝えた。

妹にはLINE。
すると、「背中にぶっさすやつするの?」と。笑
詳しくは後述するが、背中にぶっさすやつor成分献血みたいなやつがあるのでどっちかだよ、と伝える。今はドナー候補の段階で、最終ドナーに選ばれたらやけど、と。
すると、

と、父と全く同じことを言われた。親子。笑
というわけで、私の場合はあっけなく家族の同意が取れた。

1週間以内に書類を返送 自分の健康に感謝

さて、SMSでHLAの方が適合したと連絡があってからすぐに、骨髄バンクから書類が届く。
既往歴や家族の同意が取れているかなどを細かく答える。必要な人たち(職場と家族)の同意が得られているので、その旨を書いた。
ちなみにここで既往歴は花粉症以外ないと思いこんでいたが、あとで小さい手術や不整脈のことを思い出し、一回目の検査の時に思い出して話すことになる。今は治っているので忘れていた。
その節はすみません。しかし健康に生きてきたなぁと改めて思う。

自分がいける病院を、膨大な病院の中から選ぶ。
正直これはどう選んだいいかわからない。私は大阪市内に住んでいるので一番家から近い病院だと徒歩圏内、遠いと行ったこともないような兵庫の端っこなど。昔務めていた病院もありなんとなくそれは嫌だなとか思いつつ、たくさん選んだ方がいい気がしたので、乗換案内などで調べて自宅から1時間以内で到着できそうなところなら仕事にも差し支えないだろうと全部チェックを入れた。
そして一週間経つ前に返送。まだ「選ばれるかな、選ばれないかなぁ」と少し現実感のない状態。

ちょっと怖さもあり、経験談などを検索したが、情報が古かったりするので「私の経験は残さねばな」と思ったりしつつ、日々が過ぎる。

続く。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?