見出し画像

博物館デビューの話

私が初めて自主的に博物館へ行ったのは2021年の4月だった。

学生時代に校外学習で行ったことはあったけれど、私にとっては『よく分からないものがたくさん置いてある場所』でしかなかった。唯一、その時に見たもので記憶に残っているのは金印ぐらいだ。感想は、金色でピッカピカだけど思ったより小さいな?以上。だった。そして、その後自分で博物館に行こうとは思うことはなかった。

そんな私が、福岡市博物館で開催された『ミイラ展』に行った。
『ミイラ展』と最初に聞いたときの感想は、ミイラ…怖いな…だった。エジプトのピラミッドに埋められてる死んだ人。包帯でぐるぐる巻のゾンビキャラ。程度のイメージだった。

そんな私がなぜ『ミイラ展』に行ったのか。
それは、大沢たかおさんがミイラ展の音声ガイドを担当すると知ったからだ。
私は、昔からずっと大沢たかおが好きだ。大沢たかお出演の映画はストーリーに関わらず、必ず映画館で見ている。
音声ガイドが何かよく分からないけれど…ミイラ展?大沢たかお?気になる…となったのだ。

ただ、1人で見に行くのは少し怖い。ミイラも怖いし、博物館という未知の世界に1人で飛び込むのも怖い。博物館の作法も知らないし…

そこで、私は子ども達に「ミイラ展行ってみたくない?」と聞いてみた。すると「行きたい!!!」「ミイラ!?見てみたい!!!」と予想外にノリノリな返事だった。
自分から誘ったけれど、私はまだミイラのことが怖かった。そうこうしているうちに「まだミイラ行かないの?」「いつ行くの?早く連れて行って!!!」と子ども達が言い出した。
まあ、私が言い出したことだし…しょうがないので行くことにした。それが私の博物館デビューだった。


ミイラ展に行ったはなし



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?