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ミイラ展 @福岡市博物館

2021年4月、ミイラ展を見に福岡市博物館に行った。目的はミイラ展というよりも、大沢たかおさんの音声ガイドだった。

とはいえ、音声ガイドが何かはよく分からない。とりあえず、会場へ向かう。
音声ガイドは会場入口で貸出されていた。料金は600円。首からかける携帯電話みたいなものにイヤホンがついている。番号を押して再生するとイヤホンで解説の音声が聞けるらしい。

今回の目的は音声ガイドを聴くことなので迷わず借りて会場内へ入った。
会場は薄暗く、少し怖い。

会場には展示品とともに解説も並んでいる。ん?これを大沢たかおが音声ガイドで読んでくれるってことか?と思いつつ、解説を読みながら再生してみる。展示に沿った説明ではあるけれど、解説には書かれていないあれこれも教えてくれる。へぇ〜

怖いよりも、凄い…展示に圧倒される。

昔も今も、家族や親しい人が亡くなる悲しみは変わらないんだろうな。昔の人もこうやって弔っていたんだ…へぇ…と思いながら展示を見て回る。

音声ガイドは解説だけでなく、途中でクイズなんかもやってくれる。しかも大沢たかおが。楽しい!!!!
あっという間に私はミイラ展の虜になった。

ペルーやチリ、南米のミイラ。エジプトのミイラ。ヨーロッパ、パプアニューギニア、中国のミイラ。そして日本のミイラも展示されていた。
ミイラといえばエジプトだと思っていたけれど、世界各地に様々なかたちのミイラがあることを知った。エジプトのように手をかけてミイラになったものだけでなく、偶然が重なってミイラ化したもの、本人が狙ってミイラになったものもあった。凄い…

展示を見て回るうちに怖い気持ちは消え、凄い…なんで?どうして?と私の好奇心が爆発した。

音声ガイドが大沢たかお!というだけで来てみたけれど、展覧会めちゃくちゃ面白い!!!
特に私みたいに何も知らない人間には、音声ガイドはとてもいい。

展示に熱中しすぎて、いつの間にか一緒に回っていた家族が消えていた。夫と子ども達は先に会場を出て、常設展示を少し見て、そのあと近くの公園に遊びに行ったらしい。

ミイラ展に魅了された私は図録を買って帰った。まさか、自分がミイラの写真集を買う日が来るなんて思ってもみなかった。初めての博物館と展覧会とてもいい経験になった。

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