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明恵礼賛展 @福岡市美術館

国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術展が開催されている福岡市美術館の古美術企画展示室では『明恵礼賛』の展示がおこなわれている。特別展のチケットで観覧できるので、鳥獣戯画展のあとにそのまま見に行く。

福岡市美術館の古美術展示室は私のお気に入りの場所だ。入って少し進むと右手には迫力満点の仁王像が待ち構えている。仁王像の奥には大きな仏像とその周りを囲むひとまわり小さな仏像。
まわりを囲んでいる仏像は『十二神将』で十二支が頭に乗っている。可愛いかったり格好よかったり、それぞれ個性があって見て回るのが楽しい。

子ども達と来たときには、それぞれ自分の干支の仏像を探して盛り上がった。ポーズが格好いいとかちょっと変とか、手に持っている武器(?)が強そうとか、あっちの方が良かったこっちの武器とかえて欲しいとか。仏像のことを知らなくても楽しめる。

今日の目的は『明恵礼賛』
正直、私は何があるのか全く理解せずに来てしまった。とりあえず、空いているところから見てまわる。

茶室で使うあれこれが置いてあるっぽい。
実は、私は茶道部だった過去がある。ただ、半年で辞めたので何も知らないし分からない…もったいない事をした…いまさら後悔する。

少しでも理解しようと解説を読む。高山寺には茶室があるらしい。そして、茶道の発祥が高山寺。へぇ…
展示されているお宝は、高山寺の茶室『遺香庵』に寄進(プレゼント)された色んな人のお気に入り一品。なるほど…

ひと通り展示品を見てまわる。きっとどの作品もそれぞれの人の色んなこだわりがつまっているんだろう。詳しいことはよく分からないけれど、お洒落さや可愛さは伝わってくる。そしてプレゼントした人はどの人もたぶんすんごいお金持ち。肩書きが凄い。
昔々、茶道はそんな人達の趣味だったのだろう。だから、あんな優雅に茶碗の鑑賞をしてたのか。茶碗まわす意味ある?鑑賞?見ても分からん…はい、とりあえず見るフリ〜だった自分が恥ずかしくなる。

次に見たのはフライヤーにも写真が載っていたお皿。鳥獣戯画っぽい絵が描かれている。
可愛い。絵付けはプレゼントした人、本人がしたらしい。へぇ…
上手。どんな人なんだろう。すごいなー。と思いつつ解説を読み進める。

『野村徳庵』
りそな銀行の創始者。
野村證券の創始者。へぇぇぇぇぇぇ!!!
やっぱり桁違いのお金持ちだし、野村證券の野村さん。そうだ野村に聞いてみよ〜う!の野村さん。こんなに絵も上手くて…凄い…やっぱりそういう人は違うのね…と勝手に納得する。私もいつかこんなお洒落なプレゼントをしてみたい。

鳥獣戯画展で見た絵が飾ってある。木の上に明恵上人が座っている絵だ。リスを探すのがめちゃくちゃ難しかった絵。
そして明恵上人についての紹介があるので読んでいく。難しい…
既に鳥獣戯画展で新情報をインプットしすぎて、私の脳は疲れている。なかなか文章が入ってこない。集中しろ、私!!と気を取り直して読む。そして、私は衝撃の事実を知ることになる。


明恵上人のこと


国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術のこと


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