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罪悪感はありがとうに変えてゆけ

先週、息子の野球チームの卒団式があったときに考えたことを書きます。


息子は中2なので、まだ卒団ではなく、先輩たちを送り出す立場。例年どおり、2年生の保護者が中心となって卒団式が行われた。

その中で、なんと私が司会をさせていただくことになった。

そもそも私は、まったく司会というキャラではない。なるべくなら目立ちたくないし、全然しっかりもしていない。うっかりミスする可能性大!

これまでの私なら
え〜なんで私がそんな大役を‥?!
あ〜いやだいやだ‥憂鬱。
〇〇さんがやればいいのに…

ってなっていた。それが今回は、全くそんなふうには思わなくて、ただただ、ありがたいなぁ、頑張ろ!と超前向きに思ったのだ。
これには自分でもびっくりだった。

この変化は何だろうかとずっと考えていて、思い当たったのは、好きなことをしようと思って動き始めたからだなぁと。


中学野球のクラブチームというのは、なかなか親の負担が大きい。
もちろんチームによるんだけど、大きい声では言えないし細かい話も書けないけれども、本当に、なかなかなのですよ。。

だけど息子がやりたいというのなら、サポートしようと入ったチーム。

当番の日以外は強制参加ではないが、仕事じゃないなら参加すべきという雰囲気である。参加するとなると、8時間とか、時には10時間、12時間拘束されることもある。小さいふたりも連れて行かなければならない。

親たちのやるべきこともたくさんあって、協力しなければいけない
そう、「~すべき」と「~しなければならない」に溢れた場所

そんな中で、今年6月、間借りパン屋を始めた。

パンを売るために週末、イベントに出る。
イベントの出店申し込み期限などは、だいたい試合のスケジュールが決まるよりも先なので、イベントと試合がかぶって行けないことも増えた。もちろん罪悪感や申し訳なさもある。もしかしたら他の親には陰口を言われているかもしれない。けど、止められなかった。

そうして自分の喜びや、幸せを優先して動くようになったら、周りへの感謝の気持ちが増した。パン屋を始めたことをおおっぴらには言っていないし、特になにが変わったわけでもない。ただただ、不参加の日が少しだけ増えて、私の心境が変わった。


卒団式は、ド緊張だったけどなんとか無事に終えることができた。
普段あまり協力できていないのに、司会をやることでなんだか「めっちゃ協力しいてる感」を頂いてしまった。どう思われているかわからんけど、そこはもうどうでもよく、他の母たちに改めて感謝の気持ちが湧き出た。


好きに生きることに罪悪感を感じて、我慢すれば、不満やモヤモヤは溜まる。
罪悪感はありつつも好きにしてみたら、幸せな上に感謝でいっぱいになる!

これはすごい発見だった。


そういえば家庭でも会社でも、最近は「夫に時間を奪われている」という感情がかなり減ったように思う。以前は、私だけが我慢している、夫だけ自由でズルイと、めちゃくちゃ思っていた。

だけど、自分も自由にすることには罪悪感があった。前回のパン屋での悪夢もあるし、これからは家族をきちんと支えるべき、と自分に言い聞かせていた。

だけど時間を捻出して、お金も使って、自分の心が喜ぶことをしはじめたら、家事分担や、夫の会社で働く時間は変わっていないのに、恨み妬みの感情が減ったのだ。

「罪悪感」が長いこと自分の中ではテーマだったけど、出口が見え始めている感じがする。それにやっぱり結局全部、自分次第なんだというのが最近ものすごく腑に落ちている。


家族がいるから、「~すべき」「~しなければならない」はやっぱりある。
たくさんあるけどその中でも、罪悪感をそっと置いて、感謝を持って。好きに生きる努力をこれからもしたいと思う。



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