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2024 平安ステークス GIII 回顧

レース条件

京都 ダ1900m
4歳以上オープン
別定


馬場状態

2024/5/18(土) 京都
 6R 1勝クラス ダ1400m
  1:24.4(3F:37.5) 標準-0.3
 8R 1勝クラス ダ1900m
  2:01.1(3F:37.7) 標準+0.4
 12R 2勝クラス ダ1400m
  1:24.4(3F:37.3) 標準+0.3

 ダートは標準の域
 1200m換算で+0.2秒くらい

 8Rは少し差し決着寄り。ダートは標準的な時計が並んだ。


レース全体 回顧

出典:netkeiba

同距離レース 比較

      前半5.5F 後半4F/3F タイム 馬場
24平安S    67.7 49.7/37.0 1:57.4 +2
23平安S    68.2 51.6/39.4 1:59.8 +12
20平安S    67.7 48.3/36.1 1:56.0 -6
19平安S    68.5 49.6/37.4 1:58.1 +4
18平安S    68.6 48.7/37.0 1:57.3 ±0
17平安S    65.3 50.4/38.0 1:55.7 ±0
16平安S    67.3 48.9/37.2 1:56.2 -4
15平安S    66.7 48.4/36.7 1:55.1 ±0
14平安S    67.7 48.9/36.5 1:56.6 ±0
13平安S    67.4 49.5/36.6 1:56.9 +6
24アルデバラS 67.8 49.6/37.0 1:57.4 ±0
23カノープスS 67.3 50.2/38.2 1:57.5 +2
20アルデバラS 68.7 48.6/36.3 1:57.3 +4
19アルデバラS 67.5 50.1/37.5 1:57.6 +4
18アルデバラS 68.1 49.8/37.5 1:57.9 +4
17アルデバラS 68.4 49.3/36.8 1:57.7 -4
16アルデバラS 68.2 49.5/36.9 1:57.7 ±0
15アルデバラS 67.0 49.8/37.3 1:56.8 +6
14アルデバラS 65.4 50.6/38.2 1:56.0 -4
13アルデバラS 68.1 49.7/37.4 1:57.8 +6
24ユニコーンS 67.9 50.7/38.1 1:58.6 +4
24観月橋S③  68.2 51.0/38.0 1:59.2 +4
24舞鶴S③   68.1 50.4/37.9 1:58.5 ±0
23観月橋S③  68.2 51.7/38.9 1:59.9 +6
23桃山S③   66.9 51.1/38.5 1:58.0 ±0
23栞S③    68.6 51.5/39.3 2:00.1 +10
20栞S③    68.3 49.0/36.7 1:57.3 -8
20桃山S③   66.8 51.0/38.3 1:57.8 +6
20舞鶴S③   69.3 49.1/36.7 1:58.4 ±0
19御陵S③   66.6 49.8/37.8 1:56.4 -8
19桃山S③   69.3 49.1/36.6 1:58.4 ±0

前半5.5F ▲:2024年平安S
後半4F ▲:2024年平安S
勝ちタイム ▲:2024年平安S

レースレベル

 レースレベルはやや低め
 この馬場での標準タイムは1分57秒0前後くらい。時計的にOPレベルであり、重賞としては不満が残る。

 前半5.5Fの67秒7はミドルペース。3角手前に登り坂がある故か1角から3角までペースが緩むのはいつも通り。

 後半4Fの49秒7はやや不満だが、ラスト4Fが12.7-12.2-12.2-12.6でスパート開始が遅かった分もある。

 ラスト3F勝負で勝ちタイムはOPレベル。逃げ先行馬以外は速い上りを要求される展開。


出走各馬 回顧

(前日時点)
 ◎ ミトノオー
 ○ ミッキーヌチバナ
 ▲ オーロイプラータ
 △ メイプルリッジ
(当日14時30分変更後)
 ◎ ミトノオー ⇒1着
 ○ ミッキーヌチバナ ⇒6着
 ▲ ヴィクティファルス ⇒15着
 △ メイプルリッジ ⇒5着

◎ ミトノオー ⇒1着

 マーチS(2着)は文句無しで重賞級だったが、今回は展開に恵まれての勝利であり、レースレベルはOP級。
 今回の上り3Fは37秒0だった。マーチSのように上り3Fが38秒近くになる方がこの馬の持ち味がいきる。その意味で展開はあまり向いていなかった。
 

○ ミッキーヌチバナ ⇒6着

 前が止まらない展開を4角で外を回す形になったのが厳しかった。上り3Fの36秒4は悪くなく、やはり力はある。
 

無⇒▲ ヴィクティファルス ⇒15着

 3角手前くらいまで好位で運べていたが、途中でレースを辞めてしまった。二走続けて同じ負け方。
  

▲⇒無 オーロイプラータ ⇒11着

 天気は晴れだったが意外とダートは低速化せずで、それに加えて前が止まらないレース展開だったので大敗は仕方がない。
 

△ メイプルリッジ ⇒5着

 スムーズな競馬だった中で直線伸び負けての1分57秒7ならば、能力的にOPレベルくらいと見るのが妥当。
 3勝クラスの平均は軽く超えているので、前走3勝クラスでの圧勝は納得。
 

ハピ ⇒2着

 ペースが流れず、この馬が得意とする展開(速い上り◎)になったのが大きかった。
 上り3Fが36秒台の展開では強い。今年のアルデバランS(2着)や3歳時のチャンピオンズC(3着)・・・など。
 レースレベルは強調できる程では無いが、最後に脚を余し気味なのをどう評価すべきか難しい。
 

メイショウフンジン ⇒3着

 評価としてはOPレベルであり、この馬にとってはまずまずの内容だったと言える。
 「楽なペース」と言える程に楽ではないので、一周回って過小評価される可能性があるかもしれない。
 

カフジオクタゴン ⇒4着

 この馬にとってはまずOPレベルで走れたことが収穫であり、復活の兆しかもしれないが、位置取りが絶好だった分だけ評価は難しい。
 3歳時に見せた素質を考えれば、せめて3着馬を差し切って欲しかった印象はある。
 

ハギノアレグリアス ⇒7着

 評価としてはOP~3勝クラスの中間くらい。前が止まらない展開だったので酌量の余地はあるが・・・。
 シリウスS(1着)はGI級レベルと思える好内容だったので、まずはその時と似た展開(ラスト5F:12.1-12.3-12.3-12.3-13.0)で見直したい。
 

バハルダール ⇒9着

 ゲートで出遅れて道中は中団後方。
 この展開で4角後方になったのは厳しかったが、そもそもスムーズな競馬ができる馬ではないので、次走での上昇があるかどうかは疑問。
 この馬場で1分58秒2ならばおおよそ3勝クラス級の内容。
 

スレイマン ⇒10着

 アンタレスS(2着)は重賞として及第点レベルだったが今回は不発。「伸び負ける」ではなく、まったく伸びていないので力を発揮できていないか。
 

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