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2023 京阪杯 GIII 回顧

レース条件

京都 芝1200m
3歳以上オープン
別定

コースレコード

ヘニーハウンド 1分6秒7 2014年


馬場状態

天気: 芝:

2023/11/26(日) 京都
 5R 1勝クラス 芝2000m
  2:00.9(36.7-34.9) 標準-0.1
 9R 1勝クラス 芝1600m
  1:35.7(36.9-34.1) 標準+0.9
 10R 3歳クラス 芝1600m
  1:33.2(36.4-33.6) 標準-0.8

 芝は高速化
 1200m換算で-0.8秒くらい。

 5R&10Rは速いラスト2Fで余力あり。もっと速いタイムもありえた。
 9Rは2歳戦ゆえに参考程度だがレース全体の上り3Fは34秒0前後。

 直線の内は伸びない。芝は真ん中から外が伸びる。


レース全体 回顧

出典:netkeiba

ペース

 前半3F:33秒7平均ペース

 コース的にペースが落ち着きやすいので、ややスローペースが平均ペースの側面がある。


ラスト4F ラップ

 持続戦で決着(10.8-11.0-11.3-11.4)

 ラスト3Fは11秒前半が連続するラップ。「前が止まらない」を通り越してキレの勝負。


同距離レース 比較

      前半3F 後半3F タイム 馬場
23京阪杯    33.7 33.7 1:07.4 -8
23オパールS  33.6 34.5 1:08.1 -8
23葵S     33.9 33.2 1:07.1 -14
23鞍馬S    34.7 35.2 1:09.9 +12
20シルクロドS 33.9 35.1 1:09.0 +6
19京阪杯    34.2 34.6 1:08.8 ±0
19シルクロドS 33.3 35.0 1:08.3 ±0
18京阪杯    34.1 33.9 1:08.0 -6
18シルクロドS 34.0 34.3 1:08.3 +4
17京阪杯    34.3 34.5 1:08.8 +4
17シルクロドS 33.9 33.9 1:07.8 ±0
16シルクロドS 33.7 34.2 1:07.9 +6
15京阪杯    34.0 33.4 1:07.4 ±0
15シルクロドS 33.9 34.0 1:07.9 ±0
14京阪杯    34.7 33.6 1:08.3 +4
14シルクロドS 34.1 33.3 1:07.4 +6
13京阪杯    34.1 33.4 1:07.5 -8
③:3勝クラス、②:2勝クラス


レースレベル

 レースレベルは標準より少し上?。
 この馬場での標準タイムは1分7秒6くらい。タイム的にほぼ標準レベルだが、ラスト3Fは11.0-11.3-11.4の速さ。
 これ以上のラスト3Fを求めるのは酷かもしれない。

 京都は最終週でも高速馬場。「前が止まらない」を通り越してキレの勝負。速い上りを要求される。


出走各馬 回顧

◎ トウシンマカオ ⇒1着
○ ルガル ⇒2着
▲ エイシンスポッター ⇒3着
△ シュバルツカイザー ⇒18着
△ ディヴィナシオン ⇒15着
消 キミワクイーン ⇒11着
消 グレイトゲイナー ⇒6着
 

◎ トウシンマカオ ⇒1着

 外伸び馬場なので外枠の不利は軽減されてはいる。とはいえ58kgコンマ3秒差は優秀の可能性大。
 タイム的にはほぼ標準レベルだが、32秒7の上り3Fならば文句は出ない。
 高速馬場の方が力を発揮できる。高松宮記念が速い馬場になるのを願いたい。
 

○ ルガル ⇒2着

 内容的には重賞として標準レベル。レース中の位置取りはほぼ理想的だったと思うので評価は及第点まで。
 後は成長力による部分が大きい。
 

▲ エイシンスポッター ⇒3着

 前有利を通り越してキレ勝負になったのはプラスだった。32秒2の上り3Fは他馬より抜群に速い。強い競馬だったと言える。
 能力は重賞を勝てるレベル。その評価はレース前から変わらない。
 

△ シュバルツカイザー ⇒18着

 ゲートで出負けした上に直線でも不発。建て直しに時間がかかりそうな負け方。
 キーンランドC(4着)の内容を見るに重賞を勝てる力はあるはずだが。
  

△ ディヴィナシオン ⇒15着

 伸びてはいるが近走は位置取りが後ろになり過ぎている。さすがに前傾ラップにならないと厳しいか。
 

消 キミワクイーン ⇒11着

 低速馬場のタフな展開の方が向くと思っているが、函館SSでレースレベルに恵まれたのでしばらくは狙えない。
 

消 グレイトゲイナー ⇒6着

 総合的に見てポジティブな内容。
 勝った前走は1分9秒6の決着になる馬場だったわけで、真逆の適性を要求されたはず。
 タイム的には評価しづらいが、舞台が変わって低速馬場になれば重賞で穴を開ける存在になってもよいはず。
 

ビッグシーザー ⇒5着

 33秒7の前半3Fはペース的にちょうど良かった印象。それで最後に止まり気味だったのは少し不満だが、逆に言えば力負けではない。
 まずは普通のレースでもう一度見たいのが感想になる。
 

シングザットソング ⇒9着

 33秒1の上りを出してはいる。後続勢はとにかく速い上りを要求される展開だったので、そこはマイナスだったかもしれない。
 1400mで好位からの競馬ができれば上昇があるはず。オパールSを見るにOP以上でやれる力はあると思いたい。
 

スマートリアン ⇒10着

 32秒8の上りで伸びてはいる。大敗の原因は展開なので、差し馬が来れる展開ならば一変があってよい。
 

エクセトラ ⇒7着

 極端な競馬で4角時点で最後方。
 前提として何とも言えないが、この展開で余力があるはずの他馬を差してきているのは非凡。
 

トゥラヴェスーラ ⇒4着

 高速馬場はマイナスと思って評価を下げていたが、それでも重賞としてまずまずのレベルで走ってきた。
 時計のかかる馬場ならば更に上昇があるはず。
 

ショウナンハクラク ⇒8着

 位置取りはほぼ理想的だったと思うので力負けに思える。前走は高速馬場の差し展開で時計が派手。

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