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2023 オールカマー GII 回顧

レース条件

中山 芝2200m
3歳以上オープン
別定

コースレコード

コスモバルク 2分10秒1 2004年


馬場状態

天気: 芝:

2023/9/24(日) 中山
 7R 1勝クラス 芝1600m
  1.34.3(35.3-35.6) 標準-0.6
 9R 2勝クラス 芝1600m
  1.33.8(35.3-35.4) 標準-0.8

 芝はやや高速化
 1200m換算で-0.4秒くらい。

 前日は雨上がりでやや低速化していたがほぼ回復。ただし前週までの高速馬場(セントライト記念)には劣る。

 レース後コメントで「芝は内から乾いていた」旨を話す騎手はいなかった。特に気にする必要はないか。


レース全体 回顧

ペース

 前半5F:61.1ややスローペース
 前半7F:85.0ややスローペース

 時計的に平均ペースだったが馬場はやや速めだった。


ラスト4F ラップ

 持続戦で決着(最大加速:0.1秒)。
 
 ハヤヤッコが競りかけた辺りからペースアップし、ラスト5Fのロングスパート。


同距離レース 比較

      前半5F/7F 後半4F/3F タイム 馬場
23オールカマ 61.1/85.0 47.0/35.5 2.12.0 -4
23セントライ 60.1/84.9 46.5/34.4 2.11.4 -10
23AJCC  61.3/85.9 47.6/35.2 2.13.5 ±0
22オールカマ 61.1/85.2 47.5/35.6 2.12.7 +2
22セントライ 60.3/84.8 47.0/35.3 2.11.8 -6
22AJCC  61.2/85.2 47.5/35.7 2.12.7 +6
21オールカマ 60.7/84.8 47.1/35.3 2.11.9 -6
21AJCC  63.3/88.0 49.9/37.9 2.17.9 +14
20オールカマ 64.3/88.4 47.1/35.2 2.15.5 +4
20AJCC  62.4/86.4 48.6/36.7 2.15.0 +12
19オールカマ 61.8/86.2 45.8/34.0 2.12.0 -10
19AJCC  62.2/87.4 46.3/34.6 2.13.7 ±0
18オールカマ 60.5/84.0 47.2/35.3 2.11.2 -10
18AJCC  61.3/85.5 47.8/36.0 2.13.3 ±0
17オールカマ 63.1/87.7 46.1/34.8 2.13.8 -8
17AJCC  59.6/83.7 48.2/36.3 2.11.9 +2
16オールカマ 59.9/84.3 47.6/35.4 2.11.9 -4
16AJCC  60.8/84.8 47.2/35.4 2.12.0 -4
③:3勝クラス、②:2勝クラス
(誤差は大きい。あくまでも参考程度)


レースレベル

 レースレベルは標準
 過去レースを基準にするならば2分12秒0くらいが標準と思うが、ちょうどそのタイムで決まった。

 GII級として胸を張れるのは1着馬のみ。完勝だったが、勝ち馬が強すぎたというより2着以下がやや低水準だった。

 中山コースなので4角で後方は基本的に厳しい。先行力と持続力に長けたタイプの馬が◎だった。


出走各馬 回顧

◎ ジェラルディーナ ⇒6着
○ ガイアフォース ⇒5着
▲ タイトルホルダー ⇒2着
△ エヒト ⇒11着

◎ ジェラルディーナ ⇒6着

タイトルホルダーがハイペースを作れば差し馬が有利になるのでは?と思っていたが不発。
・ラスト4F:11.5-11.6-11.5-12.4の速いラップ下で捲り気味に位置を上げざるをえなかったのが厳しかった。直線で伸びきれないのは納得。
・もはや2200mでも距離が足りない感がある。馬場の低速化によるアシストが必要。

○ ガイアフォース ⇒5着

・前年のセントライト記念(1着)とほぼ同じ馬場状態&レース展開だったが不発。単純比較でその時よりパフォーマンスは下がった。
・敗因は不明。叩きだったか、マイルを使っての参戦が△だったか・・・。
・レース後コメントで「良い感じでしたが、4コーナー手前で左手前を替えてくれなかったのがもったいなかったです。」
・能力は確かなので巻き返しがあると思いたい。

▲ タイトルホルダー ⇒2着

・レース後コメントで「正直、次を見据えての調教でしたが、これだけの走りを見せてくれて、馬に頭が下がります。」
・タイム的にはGIIとしてぎりぎり及第点レベルだったが、次走での上昇に期待。

△ エヒト ⇒11着

・敗因は不明だが負けすぎなので度外視。
・距離延長がマイナスに働いたとは思わない。

マテンロウレオ ⇒12着

・札幌記念から二走続けて負けすぎの内容。
・考えられる敗因はレース序盤に掛かって抑え気味だったことだが。

ゼッフィーロ ⇒3着

・もっと直線が長く高速上り勝負のレースの方が向いていると思うので、このレース展開でGII級手前の走りを見せたのは◎。
・キレを要求されるレースならば更に上昇があってよい。

ノースブリッジ ⇒7着

・結論として評価に困る内容。
・外枠から出していったため少し掛かり気味。ただその代償として好位を確保できた。
・4角での雰囲気は良かったと思うが、最後は休み明けの影響もあって止まってしまった。
2分12秒5は明らかにGIIレベル未満。

ローシャムパーク ⇒1着

・函館記念(1着)はGIIIとして平凡レベルだと思っていたが、見事にGIIレベルを突破された。前走が完勝だったのでもっと警戒すべきだった。
・本格化してからは力負けのレースが無い。変な先入観は持たないことにする。
・ただ少なくとも今回のレースがスーパーGII級と呼べるほどでは無いことは確か。さすがにGIでは壁にあたる?。

マリアエレーナ ⇒4着

・小倉記念(4着)とほぼ同じレベルくらいの走りだった印象。持続戦ラップも良かった。
・鳴尾記念や金鯱賞のように全く不発の日がたまにあるが、力を発揮できればまだやれる。

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