旅の効能②

日本一周の旅を終え、はや4ヶ月。

川べりを犬と歩きながら、今日改めて感じたことがあります。

旅の効能というやつです。

私が旅をへて、心得たこと。



それは、


"自分への絶対的な安心感"


を得られたということ。

そしてそれは、

『すべきことがない日々を過ごし尽くす』


という過程の中で、生まれた感覚だと思うのです。



すべきことがない日々。

今日やること、

今日すべきこと、

家事も仕事も会うべき人も場所も、

全てがノープランであり、

全てが自由、

という状況の繰り返し、

が、わたしという存在の真価をくっきりはっきりさせてくれたように思います。


すべきことがない。

何をしてもいい反面、

何をしたらよいかわからない、


かつ、

何もしていない自分がモーレツに不安だ!



決めなきゃ、

何かしなきゃ、

どこかへ行かなきゃ、

誰かと会わなきゃ、

焦る、もがく、不安。






旅に出て、3週間で、早くも辞めたかった。
程のいい、現実に戻り、行動を起こしたかった。

就農の準備、

畑の準備、

お金の調達、

やりたいことやりたい、

とか言って、のうのうと何をするのも自分次第な旅を、早く切り上げて、とにかく現実的に(動き出したと取れる)行動をしたい衝動に駆られてた。


今ならわかる、それ言い訳。笑

何してない、

何もできない(気のする)わたし。

結局そんな自分から逃げたかった。だけ。




もっともらしい選択並べて、悩んでるフリ。

御託並べても、それすら言い訳。



向き合いたくなかったんです、

ダメな自分、

役割を割り当てられなければ存在に価値を見いだせない、無能な自分、

何もしなくて、

役に立ってなくて、

無価値な自分。



自分の存在を自分が一番に否定してた。

し続けて、心底、自分がわからなくなった。



それでも続けた、

なんども諦めそうになったけど、

結局9ヶ月もの間、


そんな自分と付き合って、連んで、向き合った。


役に立たなくても、大丈夫。

今日ぼーっとしてて、大丈夫。

やってもやらなくてもいいよ、

えらいなら、休んでいいよ。

明日どうする?

寝てよー。

お腹すいたー。

お金ちょーだい。笑


笑えるほど、フシダラで。

今までじゃ決して許せないような醜態。

たかが外れたワタシは、一番の荒療治に取り組んでいたみたい。

これまでの人生、やたら、忙しく次から次へと向かいくる現実との追いかけっこで、わたしは見失っていた。


自分がある だけでよい ということを。

何するでもなく、在ればよい。ということを。

そして掴めた、

あ、そのままでいいよ、って気持ち。


許せた。

ダメな自分。

役に立たなくて、

泣き虫で、

弱くて、

脆くて、

お金もなくて、

体力もない、

すぐヘタレて、


でもでもでもでもでもでもでも。

いいわけです。

大丈夫な訳です。

この許し、絶大です。


この肯定感、超強い!


この感覚があれば、向かうとこ敵なし。

!!!!!!!

(敵なんてこの世にはいないので悪しからず。)



じわじわきてます。

効能がじわじわ。

効きつづけてる。

そして、この安心感は何物にも変えられない、

生まれた時、持ってた気がする。

みんな必携のやつ。

でも曇った、濁った、置き去りにしてきてたなぁ、今まで。



思い出してた、旅の間。

生まれたときのわたしの存在感。

包まれる安心感。

湧いて出てくる、泉のように、

枯渇せず、じゃんじゃんでる。


豊かさの根源は、安心感 なのかもしれません。


荒いけど、わたしには効果覿面でした。ほんとー。










#旅 #効能 #まいのすけ




いただいたサポートは、藍染の活動に使わせていただきます。このnoteでその様子をフィードバック・シェアします。