上司の1番大事な仕事って、朝礼だと思うのです。

じょーじの夕礼です。
夕方なので「朝礼」ならぬ、「夕礼」です。

西野さんのVoicyのタイトルをパロっています。
朝礼的に発信するという行為はパクっていますが、内容はパクってません。そして、うそ偽りなく「朝礼が1番大事」と思っていました。

◆今日のテーマ

今日のテーマは、
ビジネスパーソンが持つべき2つのマインドセット、です。

◆ エピソード

私は昔、娘が学校でイジメられる、という体験をしました。
最初の妻との娘です。

娘が、小学2年だったと思います。離婚した元妻からSOSがありました。
「学校へ、一緒に行ってほしい」というのです。
上履きを隠されたり、ランドセルにゴミを入れられたり、それらを見てニヤニヤされたりという、オーソドックスないじめと聞きました。

元妻は、「これだから公立はダメ!」「担任はやる気ナシ!」「学年主任は教頭の顔色ばかりうかがっている!」と怒り狂っています。

応接室で面談しました。

担任の先生と元妻は、さんざん口論をしたのでしょう。それゆえに開催された5者面談だったと思います。
学校を責める元妻、不機嫌をあらわにする担任教師、穏便になだめて帰ってもらいたい学年主任、どうでもいい教頭先生、そんな光景でした。

批判と弁解、たまに一般論という、中身のない会話が15分ほど続きました。
会話は堂々巡りです。

それまでひと言も発しなかった私は、満を持して言いました。

「娘も、悪いのかもしれません」

先生方の、「え?」という驚きを確認して、
かつ、
元妻の発する”殺気”を無視して、私は言葉をつづけました。

「この問題は、親と学校が対立する必要はないと思います」
「共に育てましょう」
「そして、私から1つだけお願いがあります」
「子どもたちに【卑怯】という概念を教えてほしいのです」
「卑怯とは『最も恥ずかしいこと』と、そう教えてくれませんか」

先生方から【声にならない感動】が漏れ出て面談が終わり、その後無事に、娘も苛められなくなりました。


◆お伝えしたいこと

このエピソードからお伝えしたいことは、

① わが子を全力で守った元妻は、母親として100%正しい
② 面談で私が行なったのは、批判ではなく提案だった

この2点です。
ここを、さらに深掘りします。


◆深掘り

① わが子を全力で守った元妻は、母親として100%正しい
これは、母性の発露です。
わが子を全力で守る。わが子を特別扱いする。
わが子だから当然です。母親の鏡です。

② 面談で私が行なったのは、批判ではなく提案だった
これは、父性の発露です。
娘であっても社会の一員として考える。特別扱いしない。
社会的な”ものの見方・考え方”です。


◆転用

この2つのマインドセットは転用できます。

・シングルマザーやシングルファーザーの場合

1人で子どもを育てる場合、1人2役が必要なのではないでしょうか。
シングルマザーなら「社会的スタンスを忘れない」という意識が必要で、シングルファーザーなら「わが子をほかの子と比較しない」「無条件の愛を向ける」という意識が必要です。

・ビジネスパーソンの場合

ここが今日の結論です。
私たちビジネスパーソンにも、この2つの姿勢が必要です。

1、誰と比較することもなく、自分の可能性を無条件に信じる
2、自分を社会の一員として特別扱いしない、甘やかさない

平たく言うと、
自分を愛し、かつ、甘やかさない
ということです。

みなさんは大人なのですから、母や父に頼ることなく、自分で自分を愛し、そして自分で自分を鍛えましょう。


◆〆

このように、昔取った杵柄きねづかで、会社の朝礼の訓示みたいな記事を、ときどき書こうと思います。

今日、音読してタイムを計ったなら約3:30秒でした。
本当は3分以内にしたかった。

ゆかりちゃんには、

「長い!」

と、バッサリ切られそうです。


僕は、ゆかりちゃんが大好きです。



おしまい



※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第662話です

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