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僕は、性根の腐った高校生だった

僕は、中学高校の6年間、1度も英和辞書も和英辞書も引くことがなかった
それで6年間、通した。

自慢しているのではなく、事実を説明しているのだ。

英語の勉強以外で、和英辞書を引いたことは数回あったかもしれない。
しかしそれは、下らない単語を引いただけだ。
絶対に予習でもなく、宿題でもない。

僕は、暗記が大嫌いだった。
取り組めばできるに決まっている、単なる計算なども大嫌いだ。

思考力を必要としない勉強に、意味を見出せなかった。

数学は好きだし得意だった。
テスト前の勉強などをしなくても、高得点が取れた。

小中学生の時は、宿題を極力やらなかったし、
高校時代は、予習復習を1度もやったことがない。
テスト勉強もやらなかった。

当然だが、成績は常に赤点ギリギリ。

テスト勉強は、高校2年生の中間テストで、1度だけ、1週間猛勉強した。
いつもはクラスのビリから2番目か3番目なのに、その時は、5教科の総合でトップ10に入った。

「僕は、やればできるんだ」

と、心の底から思っていた。

赤点ギリギリでも、

「オレ、本気出してないからさ」

と、涼しい顔をしていた。
本気で、そう思っていたのだ。

こういう性根の腐った高校生のなせじょーじが、なぜ出来上がったのか?


僕に甘々のお母ちゃんが、何百回も、

「じょーじは、やればできるんだから」

と言い続けたからだ。


お母ちゃんのせいにして、天国のお母ちゃん、怒っているかな。
もちろん、悪いのは僕だ。

ただ、お母ちゃんの言葉も、絶対に良くなかったと思う。


幼い子に、結果で褒めたり叱ったりするのって、ダメだと思う。
テストの結果で褒めるのなら、カンニングも認めるのだろうか。

プロセス
途中経過
努力
習慣

そういう所に視点を定めて、子供の、

心の姿勢
身体の姿勢
行動のあり方
習慣のあり方

などを、褒めたり叱ったりした方が良いと思う。

まあ僕は、アドラー心理学を心酔しているから、褒めたり叱ったりするのも、本当はNGだと思っているけど…。

叱りたいときは、「お父さん(お母さん)なら、その選択はしないな。こう考えるからね」と、たくさんの選択肢があるのだ、という助言をすればいい。
たくさんの選択肢から1つ選んだのは自分なのだ、と教えればいい。

褒めたいときは、ちゃんと見ているよ、聞いているよ、知っているよ、というメッセージを伝えればいい。


親がわが子に、「やればできる子なんだから」などと言っていると、性根の腐った高校生が出来上がることがある。

そんな実例がある、ということは、頭の片隅に置いた方が良いと思う。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1512話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。


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