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10日でチケット2000枚って、売れるの⁉ ファンの大半は、もうチケットを買っちゃっているぞ!

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1~2年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!(111回目(ゾロ目だ!))


◆2022年11月24日(木)

・記事のコピペ

おはようございます。
お客さんから「日本vsドイツ、観ましたかー?日本勝ちましたよー!!」というコメントを頂戴し、(…今は、それどころじゃない)と思ったものの、皆様のサッカー愛を大切にしたいので、「都合が合わなくて、観れなかったのですが、日本が勝ったみたいで僕も嬉しいです!」と答え、前日いとも簡単に切り捨てたインパルス堤下君との扱いの違いに驚愕しているキングコング西野です。
#人間とイノシシは別扱い

さて。
今日も現在揺れに揺れているミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のお話をしたいと思います。

個人的には半分面白がりながらピンチを共有しているだけなのですが、大阪編(Jシリーズ)は、意外と経営者&リーダーからの評判が良く、「危機回避」「事故対応」のサンプルとして面白がっていただいているようです。

そんなこんなで、今日は『やれること・やるべきことを明らかにして、淡々とやる』というテーマでお話ししたいと思います。
よろしく、どうぞ。

▼キチンと説明をする
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今朝のVoicyでもお話しさせていただきましたが、応援の計算式
「目的地-現在地=応援シロ」
ですので、目的地を明らかにし、現在地を丁寧に説明(共有)することが大切です。

詳しく言えないですが、支援してくださーい」では支援は集まりません。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演は、このあとも「予算」の問題は出てくると思います。
今後、予算に関する発信をした時に、「え? 稽古場のお金も作って、宿のお金も作ったのに、まだ、必要なの?」と思われる方がいるでしょう。
そして、「予算がかかることなんて、分かってたこじゃん! なんで、今更?」と疑問を持たれるかたもいるでしょう。
まずは、ここをキチンと説明しておく必要があります。
(※お客さんの「?」は全て解消する)

エンターテイメント業界において、それぞれのプロジェクトの予算を管理しているのは『プロデューサー』です。
『演出家』でもなければ、『キャスト』でも、『照明さん』や『音響さん』でもありません。

たとえば、演出家が「こんな小道具が欲しい!」と言ったり、照明さんが「この照明器具を使いたい」と言った時は、
プロデューサーが「予算」と睨めっこしながら、「いきましょう!」とGOを出したり、「…すみません。気持ちは分かるのですが、それだと予算をオーバーしてしまうので」とNGを出します。

各セクションのリーダーは、プロデューサーから割り振られた予算内で仕事を仕上げます。
全体の予算や、他のセクションの予算のことは把握していませんし、把握する必要はありません。

全体の予算を調整するのはプロデューサーだからです。

これは、舞台であろうと、テレビであろうと、映画であろうと同じです。
もっと言うと、ディズニーであろうと、ハリウッドであろうと同じです。
クリエイターは皆、「もっと予算があれば、もっと面白いことができるんだけど…」という気持ちを抱えながら、プロデューサーに割り振られた予算の中でできる最大の表現を追及します

皆さんも、お友達の劇団の舞台を観に行った時に、舞台セットが質素だったりすることがあると思います。
あれは誰か悪い人が中抜きをしているわけではなくて、手を抜いているわけでもなくて、予算内(チケット&グッズ売り上げ)でやろうとすると、ああなるんです。
プロデューサーが、その舞台を実現させる為に(空中崩壊させない為に)、各セクションのリーダーに苦い顔をされながら、「この予算内でお願いします!」と頭を下げた結果。キチンと仕事をした結果です。

今、ミュージカル『えんとつ町のプペル』で起きているドタバタ劇の原因の一つに、『各セクションのリーダーからの追加予算の提案に、プロデューサーが「いいっすね!やっちゃいましょう!」とGOを出しすぎた』があります。
GOを出しまくって、予算が膨れ上がり、「予算が足りません(涙)」という流れです。

繰り返しますが、「予算が足りません(涙)」という機能不全を起こす前に、予算を押さえるのがプロデューサーの仕事で、プロデューサー以外の人間からすると「予算が足りません」は寝耳に水。
「GOを出してくれたから、やったんだけど…」といったところです。

人は、お金が回らなくなると、頭が回らなくなり、常に…テンパった状態になり、冷静な判断ができなくなります。
#だからお金の勉強が大切なんだよ 

今、このタイミングで「おい、ジョー! どうなってるんだ!」と問い詰めても、まったく無駄。何も出てきません。
今、やらなきゃいけないことは、「無計画に膨らませすぎた予算をなんとかすること」です。

その為には、まず、お客さんに「何が起きているのか?」「なぜ、起きたのか?」をキチンと説明する必要がある。

身内を庇うわけではありませんが(事実として知っておいてください)、ミュージカル『えんとつ町のプペル』をジョーさんにお渡ししたCHIMNEYTOWN USAは、お渡しする前の段階で数ヵ月の話し合い(「予算はコレぐらいかかるけど、大丈夫なの?」など)を済ませた後
西野から「レンタル費用をもっと下げてあげて! これだと、たぶん、まわせないから!」という値下げ注文され、「よし、コレでいけるね」という確認をした後に、契約を結んでいます。

作品をお渡しした後に発生した「更に面白いことをする為に追加で膨らんだ予算」に関しては、CHIMNEYTOWN USAの責任外です。

ここの線引きをキチンとして、状況(や業界のルール)をキチンと説明&共有し、個人攻撃に走らず、成功に向けて走りたいです。
付き合ってください。

▼まだ慌てる時間帯じゃない
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ここからは、「今やるべきこと」を共有します。
昨日、補助金用に確保していた席の約半分(1100席)を解放して、チケットの再販売を開始しました。

そして、昨日一日で「327枚」が売れたそう。

応援してくださる皆様のおかげで、すでに完売回も出てきています。
#本当にありがとうございます

とはいえ、舞台が始まるまで、あと10日で、残り再販売分のチケットが「811枚」と、招待分のチケット(※コチラは招待をやめて、手売りに切り替えるそう)が「約900枚」ほど残っています。
公演まで、残り10日でザッと「1700枚」

これだけ聞くとゾッとする数字ですが、もう少し細かく見ていくと…
…初日(12月3日)のチケットはすでに完売しています。
ということは、期限は「残り10日」ではなくて、「残り11日」です。
#12月3日も販売できるわけだから

捌かなきゃいけないのは、残り11日で1700枚です。
そして、『チケットぴあ』を見ていると、二日目(12月4日)の昼公演も完売となっております。
夜公演のチケットの残数は「12枚」だけ。
ということは、12月4日の夜公演の12枚を捌けば、残り12日で1688枚捌けば「全日完売」となる。

要するに、早い日程から潰していき、後半の日程のチケットを売るのは後でイイ。

今、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演が売らなきゃいけないチケットは12月4日の夜公演と、(休園日明けの)12月6日の昼・夜公演です。
まずは、この3公演のチケット販売に全リソースを集中する。

やれること、今やらなきゃいけないことを明らかにして、淡々と実行するのみ。 

何かの参考になると嬉しいです。
あと、「どの日に観に行こうかなぁ」と迷われている方がいらっしゃったら、4日と6日を選んでもらえると嬉しいです。

よし、やるぞ。
負けるもんか。

現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:『やれること・やるべきことを明らかにして、淡々とやる』

▼ キチンと説明をする
応援の計算式は「目的地-現在地=応援シロ」。
「詳しく言えないですが、支援してくださーい」では支援は集まらない。
(現在地が不明では、応援シロが分からない)

エンターテイメント業界において、それぞれのプロジェクトの予算を管理しているのはプロデューサー。
『演出家』でもなければ、『キャスト』でも、『照明さん』や『音響さん』でもない。

これは、舞台であろうと、テレビであろうと、映画であろうと同じ。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演で起きているドタバタ劇の原因の1つは、各セクションの追加予算提案に、プロデューサーが「いいっすね! やっちゃいましょう!」とGOを出しすぎたから。

GOを出しまくり、予算が膨れ上がり、「予算が足りません」という流れ。

繰り返しますが、「予算が足りません」という機能不全を起こす前に、予算を押さえるのがプロデューサーの仕事。

今、やらなきゃいけないことは、この無計画に膨らんだ予算を、なんとかすること。
その為に、「何が起きているのか?」「なぜ、起きたのか?」をキチンと説明する必要があり、こうして説明している。

CHIMNEYTOWN USAは、ジョーさんと数ヵ月間も話し合い、西野から「レンタル費用をもっと下げてあげて」と言われて、「よし、コレでいけるね」という確認をした後に、契約を結んでいます。

契約後に発生した、「更に面白いことをする為に追加で膨らんだ予算」に関しては、CHIMNEYTOWN USAの責任外です。

状況をキチンと説明&共有し、個人攻撃に走らず、成功に向けて走りたいです。

▼まだ慌てる時間帯じゃない
(ジョーさんが、補助金を充てにし販売しなかったチケットが約2000枚ある)
昨日、その約半分(1100席)を解放してチケットの再販売を開始。
昨日1日で「327枚」が売れた。

舞台が始まるまで、あと10日。

残りは、再販売分のチケットが「811枚」と、結局、招待(補助金)をあきらめ、手売りしなければならないチケットが「約900枚」ほど残っている。

公演まで、残り10日でザッと「1700枚」。これだけ聞くとゾッとする数字。

もう少し細かく見ていくと…
初日(12月3日)のチケットはすでに完売
ということは、期限は「残り10日」ではなくて、「残り11日」

さらに『チケットぴあ』を見ると、2日目(12月4日)の昼公演も完売
夜公演のチケットの残数は「12枚」

ということは、12月4日の夜公演の12枚を捌けば、残り12日で1688枚

要するに、早い日程から潰していき、後半の日程のチケットを売るのは後でイイ。

今、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演が売らなきゃいけないチケットは12月4日の夜公演と、(休園日明けの)12月6日の昼・夜公演

まずは、この3公演のチケット販売に全リソースを集中する。

今やれること今やらなきゃいけないことを明らかにして、淡々と実行するのみ。 

あと、「どの日に観に行こうかなぁ」と迷われている方がいらっしゃったら、4日と6日を選んでもらえると嬉しい

・じょーじの解説

その1、事情の説明(先々週からの繰り返しです)
ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演は、西野さん主催ではありません。CHIMNEY TOWN主催でもありません。

ジョーさんが主催です。
ジョーさんがプロデューサーです。

ジョーさんが「やらせてください」と申し出て、CHIMNEY TOWN(西野さん)は、脚本提供をしただけです。(脚本、美術セット、音楽などを期間限定レンタル契約、です)

その2、現在地の説明(共有)
西野さんが、大阪公演の現状を説明して「現在地」が明確になりました。
その結果、公演中のどの日でも構わないお客さんは、「じゃあ、4日にしよう」「6日にしよう」「できるだけ前半にしよう」という、選択が可能になりました。

その3、今やれること
チケットの販売です。
仮にチケットが1枚5,000円ならば、約2000枚販売した場合、1000万円の売上です。

西野さんは、
①ミュージカル『えんとつ町のプペル』の、レンタル契約価格を値下げ
②稽古場の確保
③宿泊代の補填
④1000万円の融資
を行ない、今、
⑤未販売チケット約2000枚の販売(初日まで10日)
に取り掛かっているのです。

普通に、尊敬に値する行動です。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿は、西野さんの活動を現在進行形で報告、という内容です。
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。あれです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しのメイキング記事ではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的なメイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります

この他にも、サロンへの参加メリットがあります。
それは、『サロンメンバーと仲良くなれる』です。

挑戦する人を応援する、とか、
弱者に優しい、とか、
知らない「人」や「事」を否定しない、とか、
健全でステキな文化が根付いているコミュニティーです。


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1500話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。


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