僕は世界一幸せな男なのかもしれない

僕は、原則に反していました。

カーネギーの教えの中で、僕にとって特に重要な教えは次の3つです。

1.議論を避ける(議論しない)
2.相手を批判しない
3.相手の間違いを指摘しない

「カーネギーの教え」とは、この本で得た知識のことです。


もはや解説が不要といえるベストセラーですよね。
そろそろ古典かも。

約30年前に、当時の上司に勧められて読みました。

知るとやるとは天地の差!


この格言は、やはり25年くらい昔に、講演家の田中真澄さんから教えていただきました。

僕は、カーネギーさんの本を読んで、

1.議論を避ける(議論しない)
2.相手を批判しない
3.相手の間違いを指摘しない

ということが大切だと、

知っていました。

でも、

やってません。
できてません。


1.議論を避ける(議論しない)
2.相手を批判しない
3.相手の間違いを指摘しない

この3つなのです。
この3つを守れば、僕と妻のゆかりちゃんとの夫婦ゲンカはなくなります。

もう大丈夫です。
思い出しました。

そして!

・・・またケンカしました。

こまかいことを指摘し、議論を吹っ掛けました。
議論なら、僕は、ゆかりちゃんには勝ってしまいます。

ゆかりちゃんが負けたフリをするのです。
ゆかりちゃんは、耳を塞ぎ、口を閉じ、貝に徹します

私は貝になるTシャツ


僕は、進歩していない……。
反省しているとは言えない……。

なぜ、繰り返す?

【知る】と【やる】は違う。


でも、僕はあきらめません。
人を批判しない人間になります。
人の間違いを指摘しない人間になります。

何度でもトライします。

だって僕は、ゆかりちゃんと仲良く幸せに暮らしたいから。
ず~っと、仲良しでいたいから。

また、誰に対しても、批判したり間違いを指摘したりしない、そんな自分になりたいからです。


このまえ、ゆかりちゃんが、

「事実は奇なり」

と言いました。
少しドヤ顔でした。

これまでの僕ならば、即「それを言うなら『事実は小説より奇なり』だよ」と指摘したことでしょう。

でも、

僕は指摘しなかった!


それどころか、「格言みたいだね」と、優しいコメントまで添えたのです。

思考に要したのは、わずか0.5秒。
不自然な間もなく、サラッと、ごく自然に、「格言みたいだね」と、言えたのです。

【知る】から【やる】に進化した瞬間でした。


「格言みたいだね」と言えば、ゆかりちゃんが、自ら検索して【事実は小説より奇なり】に、たどり着くかもしれません。

なんか違うなと、思い出すかもしれません。

なにより、ゆかりちゃんの気分を害することは、絶対にありません。


待たせたな、カーネギー。


僕は今日、ついに、君の教えを実行することができた。
僕は「あきらめない」って言っただろ。・・・ふふん。


「格言みたいだね」と、僕が言ったあと、ゆかりちゃんは、

「そう~?」
「noteに書いて、エエで!」


と、得意気でした。

今度は完ぺきなドヤ顔。
このドヤ顔を見れたのは、この世界中で僕だけ。

僕1人。


もしかしたら僕は、世界一幸せな男なのかもしれない……。


ゆかりちゃんのドヤ顔は可愛かった。
い~いドヤ顔でした。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1209話です
※この記事は、過去記事の書き直しです


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