世界が変わった…。気を使って嘘をつく必要が、ほぼ、なくなりつつある。
僕は、嘘はつかない、と決めています。
言葉を丁寧に扱いたい、と思ってもいます。
昨日の記事の最後で、
と書きました。
そして、
とも書きました。
結論は、
相手にメリットが生じる嘘が、半分以上、嘘ではなくなっているから です。
具体例をもって解説します。
これ。
昔の僕なら眉をひそめたでしょう。
「わがままだなぁ」と思ったことでしょう。
そんな僕が、
「なるほど、そうですか! Kさんの考え、了解しました」
「最長でも、〇時半までにします」
というセリフを吐くのは、かなりの【嘘】になります。
しかし、今の僕は、Kさんをワガママとは思いません。
むしろ、ちゃんと自分の考えがあって、それを率直に話してくれて、
ある意味、気持ちイイ人じゃないか、と思えるのです。
10人のパートさんがいたならば、
10の事情があり、
10の主義主張があり、
10の常識や正しさがある、と思うのです。
仕事を1番大事にする人生も良し。
仕事が3番の人生も良しです。
そして、そのKさんを悪く言うHさんがいます。
これ。
昔の僕なら眉をひそめました。
「他人のことは、どうでもイイやん」「あなたは裁判官ちゃうで」と思ったハズです。
そんな僕が、
「ですよね~。Hさんの言う通りですよ~」
「なんとか、Kさんにも『皆と同じように』って、話してみます!」
というセリフを吐いたなら、かなりの【嘘】になります。
しかし、今の僕は、Hさんを面倒くさい人だなぁ、とは思いません。
そりゃあそうだよなぁ。ムリもないよなぁ、って思います。
文句を言いながらも、ちゃんと仕事に取り組んでくれて、ありがたいなぁって思うのです。
僕が変わったのは、
僕の考えこそが正しい
って、そう思わなくなりました。
「僕の意見だって、間違っている可能性もある」って考えられるように変わりました。
みんな違って、みんなイイ
そう思います。
正解は、たった1つしかない
のならば、僕は自分の考えにこだわったことでしょう。
柔軟な ものの見方・考え方 なんて、八方美人のたわ言と一蹴したことでしょう。
自分と同じ考えの人を『是』として、
自分と異なる考えの人を『非』としたはずです。
正解は、1つではありません。
正解は、人の数だけあります。
少なくとも、Hさんは「自分は正しい」と信じています。
「そうなんですよねぇ~(僕もそう思います)」と言ったなら、厳密には、僕は嘘をついたことになってしまいますが、
「そうなんですか~、なるほど~」というセリフは、何1つ嘘をついていません。
「あなたは、そう考えるんですね~」と確認しているだけです。
というロジックが、
というロジックに変わったのです。
嘘なんて、ほぼついていないので、僕は自己嫌悪する必要がないのです。
昨日感じた違和感は、
「相手にもメリットが生じる嘘なら、ごく自然に使えるようになった」
ではなく、
「僕の考えと異なる意見を、正しいと主張する人がいても、『なるほど』とか『一理あるかもね』と、本心から思えるようになった」
だったのです。
嘘をつかなくても、
相手(発言者)が不愉快にならないのです。
あとは、この感覚を、妻のゆかりちゃんにも使えばベリーGoodです。
娘にも使えればベリーNiceです。
そんなことは百も承知の助です。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
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