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大人や世間を舐めているし、自分の発する言葉が未来をつくるとは、これっポッチも思っちゃいない

「知ってる~」

娘が言いました。
(知っているのなら、なぜ、やる?)と、僕は思ったし、言いたかった…。

娘は、歯磨きをして口をすすぐときに、歯ブラシでベロを磨きます。
昔、僕もやっていました。

僕は10年近く前に、テレビかラジオかで、
【舌を磨くという行為は、舌の表面を傷つける】と知りました。

その時のお医者さんは、

「どうしても磨くなら、した専用のラバークリーナーが良い。
 しかし本当は、それさえも、オススメはしない。
 理由は、磨いても意味がないから。
 舌の汚れは、舌苔ぜったいといって、菌の仕業。
 だから正しくは、舌を磨くのではなく、マウスウォッシュなどで、
 口腔内全体の【除菌】が必要なのです。
 顔などの皮膚でさえ、ゴシゴシ洗ってはダメですよね。
 泡で洗うのが基本。
 ましてや舌は、皮膚より柔らかい【粘膜】です。
 ブラシでゴシゴシ磨くなんて、とんでもない行為なのです」

という説明をしていたのです。

僕は、舌の『汚れ』だと思っていたのですが、お医者さんの見解は違いました。以来、僕は、モンダミンを使用するようになりました。
(3人家族で、マウスウォッシュを使っているのは僕だけです)
(でも、娘もゆかりちゃんも、歯は真っ白)
(舌も健康的なピンク色で、とてもキレイです)
(予防歯科に、定期的に行ってますしね)


娘が歯磨きの〆に、ベロをガシガシと磨いたとき、僕は反射的に、
「おいおい、るーちゃん。舌は磨いちゃアカンって~」と言ったのです。

娘は、

「知ってる~」

と言ったワケです。

(そりゃあ知ってるわなぁ~)と、僕は心の中で思いました。
上記のメッチャ短い解説を、2ヶ月くらい前に、僕は直接、娘に語っていたからです。

そして、

知っているのに、なんでやるの?


という疑問が湧くに決まっています。
それでも「知ってる~」と、娘が言ってしまうのは、なぜなのでしょうか?

男同士だったなら、「ケンカを売ってるのか?」となりますよぉ~。
「バカにしてるよね?」という発言ですからね。

しかし、こういう場合、言葉を重ねると、娘は「うざい」と言い出します。
僕が、「なっ」と言っただけで、食い気味に「しつこい」と言います。
100%、言葉の暴力が襲ってきます。

また、そうなった場合、
第三者であるはずのゆかりちゃんは、200%、娘の味方になります。


そのせいなのか、僕は、たしなめの言葉を言えませんでした。
飲みこみました。

当然、娘が言いたいことは「そんなことは、私だって知っている」

・・・ではありません。

分かっています。

99.9%、「それ、知ってるから、もう言うな」です。
つまり、

「もう言うな!」

なのです。


* * *

それから約2日後でした。
ソファーにいる娘に、ゆかりちゃんが何かを言いました。

「知ってる~」

と、また、娘は言っていました。


おそらく「知ってる~」は、今の娘の口ぐせなのでしょう。
同じイントネーションでしたしね。


僕は、娘に対し、
26歳にもなって、

知ると、やるとは、天地の差

って、知らんのか⁈

と、僕は思いました。
そんな、社会人としてイロハの「イ」のような基本を、知らんのか?
これ、超~~~大事なことなんやで?
…と思いました。
発言は、していません。


あのね、今、世の中は、

知識も記憶力も、重要じゃないの。
だってGoogleがあるから。


という時代です。
有識者がこぞって、そのように発言しています。
娘は、これから、そういう時代を生きてゆくのです。

50代後半のオレより、26歳の娘よ、おまえの方にこそ重要な認識やで。
ひょっとして娘よ、おまえ、

意識、低すぎない?


と僕は、思っただけです。
言ってません。


娘よ。
そんな「知ってる~」なんて言っていたなら、
先輩や上司は、
「こいつにはアドバイスはしないでおこう」って、
そう思うに決まってんじゃん。

仕事のできる有能な人ほど、距離を置くね。

だって、可愛くないし、面倒くさいもん。
下手に注意したなら「パワハラ」って言われそうだもん。

良い先輩や、良い上司を、自分で遠ざけているんだよ。
と思っただけです。
たとえ言ったとて、

「会社では言わんもん」

って、娘から返ってくるのは、何度も体験済みです。

あのね、言う言わないじゃないのよ。
そういうのって、バレるのよ
言わなくっても伝わる。
ハラの中って、それなりの社会人には、けっこう分かっちゃうもんやで。

あとね、

未来は、自分が語った言葉でつくられる。


って、知らんのか?

情けない……。
不勉強すぎる。
ビジネスパーソンとして不努力すぎる。

思っただけです。
1文字も言ってません。


そもそも、

僕は決して、娘に、こんな説教すべきではありません。
そういう「知ってる~」という言葉を、

使う、使わないは、娘の課題

ですから。

でも、

今度、同じ言葉を娘が言ったなら、

「僕は、そのセリフを聞きたくない
 だから、僕がいるときは、
 そのセリフは言わないでほしい」


と、お願いしてみます。

僕の希望を伝えるか、伝えないか。
これは僕の課題ですよね。

そう言われて、どう受け止めどうするかは、娘の課題です。

問題提起だけは、してみようと思います。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1171話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです。


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