![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85368533/rectangle_large_type_2_57830e0d02679fd5d19257d1b18e6ddc.png?width=800)
「大丈夫」の使い方が間違ってますが、それが何か?
ゆかりちゃんと一緒に、ソファーでテレビを観ていました。
僕の手に、ゆかりちゃんが自分の手を重ねてきました。
(おお?)
こんな風に、ちゃんと重ねてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661302614504-sWVXgoI2ji.jpg)
なんの冗談だろうか?
でも、冗談な感じでもない。
チラと、ゆかりちゃんの顔を見ると、ゆかりちゃんはテレビに視線を向けたままです。
こんなことは滅多にありません。
たまにはケンカするのも良いのかも……。
ケンカのあとは「燃える」とも言うし……。
ゆかりちゃんが、さらに積極的になったみたいです。
僕の右手を引き、ゆかりちゃんの両手で包みました。
(ま、まじで、マジか?)
ゆかりちゃんは、僕と眼を合わせ、
「あげる」
と言いました。
山口百恵さんの、『ひと夏の経験』が、僕の脳内に流れます。
僕の脳内には、もう1人、別な僕が居ました。
そいつは、冷静な僕です。
そいつは、ゆかりちゃんが精いっぱい色っぽい表情をしているのに、
そのゆかりちゃんの表情の中の、わずかな引きつりを見つけます。
そいつは、「ふん。お互い50代やん」と鼻で笑っています。
僕はそいつとは違って、ドキドキしていました。
僕は、純粋なのです。
ゆかりちゃんは、僕の手のひらに何かを握らせました。
コレです。
![](https://assets.st-note.com/img/1661302375880-VKs5D7aCDk.jpg)
欲情?
失敗しました。
冷静なもう1人の僕を全無視して、ゆかりちゃんを押し倒せば良かった。
そっちが面白かったハズだ。
あれ? 純粋は?
大丈夫です。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第866話です
※この記事は過去記事の書き直しです
PS
僕の、初のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。
読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
ご一読いただけたら幸いです。
この本は、noteで下書きしました。
このマガジンです。↓
2冊目のkindle本は【タブー編】となります。上のマガジンに下書きが入っています。
現在、大幅な加筆修正中です。
かつ、ストアカ講師を始めるため、その加筆修正も大遅延中!
しばしお待ちくださいませ。
ストアカ講師も、Wi-Fi環境改善中のため、もうしばらくお待ちください。
コメントしていただけると、めっちゃ嬉しいです!😆 サポートしていただけると、凄く励みになります!😆