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明るく即「ゴメン!」と謝り、明るく即「ありがとう」とお礼を言葉にするって、最高ですよね!

「おやすみ~」

と言ったのに、ゆかりちゃんは、テレビから目を離しません。
微動だにしません。

もう一度「おやすみ~」といって、やっと、

「おやすみ」

と返ってきました。

視線はテレビのままです。
僕を、チラとさえ見てくれませんでした。


先にベッドに入り、

「おやすみのあいさつ、を、シカトしてんじゃねぇよ!」

と、lineで送りました。


リビングから、ゆかりちゃんの、

「ニャハハハ~!」

という笑い声が聞こえました。(ウケた! してやったり!)


ガチャ!
「ごめんね~、おやすみ~」

と、ゆかりちゃんが寝室のドアを小さく開けて、顔だけ覗かせて、笑いながら言いました。

「テレビに負けて、あいさつしてもらえんかった…」

と、僕は、ねた風を演じてみました。(#実は演技派)


「私だって、いつもYouTubeに負けてるも~ん!」

と言って、ゆかりちゃんは少し得意気な顔をしたのです。(#ドヤ顔)
きっと、(ワレながら、イイ反論だわ)とでも思ったのでしょう。


理屈っぽいところが1ミリも無かったゆかりちゃんなのに、最近、けっこう理屈っぽいことを言います。

ああ言えばこう言う、というケースが増えました。


理屈っぽい僕の、悪影響ですね。
短所は簡単に似てしまい、長所は中々似ないと言われます。


ま、お互いさまです。

僕も、きっと、ゆかりちゃんの短所が似てしまっているハズですから。


ドアや引出しの【甘閉め】が多くなったとか……。

いや、そんなことはありません。
歯磨き粉のキャップも、残り僅かになった今の状況でも、「カチッ」と、
ちゃんと音がします。


車のハンドルを握ると、オラオラ系に豹変し心が狭くなるとか……。

いや、そんなことは一切ありません。
少々横入りされても、僕は、腹を立てたりしませんし、先行車がウインドーウォッシャー液を使っても、僕は全然気になりません。


自分のヘソの胡麻の臭いを嗅ぐとか……。

いや、そんなことは一切ありません。
脱いだ靴下の臭いも、僕は、嗅いだりしません。


逆に、です。

逆に、ゆかりちゃんの長所の、

即あやまる(明るく「ゴメン」)とか、
即お礼を言う(明るく「ありがとう」)などは、

意識してマネて、ほぼ、習慣化できています。


僕って、ワレながら中々やるなぁ、って思います。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1261話です
※この記事は、過去記事の書き直しです


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