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第213話 じょーじ流のソロウォーキング


僕は、朝の散歩を、ソロウォーキングに変更した。もうすぐ、変更して1ヶ月になる。

それまでは、西野亮廣さんのVoicvを聴きながら歩いて、公園でかるく行なう運動も、やはりVoicvを聴きながらだった。

イヤホンは、自分なりのマナーとして、片耳だけで。(車の接近に気づけるようにね)


◆ソロウォーキングとは

ジュリア・キャメロン著 サンマーク出版『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』で、紹介されている、散歩のことだ。

なんせ僕は、この本を8%しか読んでいない。(モーニングページとソロウォーキングで、充分に元は取った)(残り92%を読むのかは、今は不明)(他にも本、何冊か買っちゃったし)

だから、詳しいことまではわからない。

僕の理解は、①ひとりで歩く ②スマホNG ③五感を使え(意識しろ)、という程度だ。

スマホが無いと、退屈するかと思ったし、せっかく、運動と情報インプットの一石二鳥だったので、もったいないような気持ちも沸いた。

だが、「良い」と言われれば、素直にやってみるの日本代表の、素直でキュートな53歳の僕は、けっして誰かさんのような激しい抵抗などはせずに、しばらく試したのだ。


◆ソロウォーキングの実感

音に意識する。

鳥のさえずり。小鳥は、今の5:30では鳴かない。6:00で鳴く。明るくなって鳴くと知った。遠くの轟音がときどき聞こえる。見えないが飛行機だろうか? 近くの人、うるさくないのかなぁ、と心配になる、そんな音が聞こえる。1ヶ月まえは、コオロギが、雨の早朝でも鳴いていて、驚いた。

見えるものに意識する。

空の色、その変化は、見ていて楽しい。美しいのだ。最近は、いつの間にか稲刈りがされていて、「いつ?」と、ひとりツッコミした。ゴミ掃除をするおじいさんやおばあさんがいて、もしかしたら、老夫婦が交代で行なっているのかもしれない、と妄想したりした。

寒くなると、早朝の散歩者は、けっこう減った。時間を遅らせているのかもしれない。

臭いを意識する。

僕は、嗅覚は鈍感みたいだ。ゆかりちゃんは逆に敏感だ。でも、雨の日や雨上がりの「水の匂い」には、僕はちゃんと気づく。あの水の匂いが、僕は好きだ。はたして「水の匂い」って、みんなにもわかるのだろうか?

味覚は、しない。使えない。

触覚。つまり肌だな。肌感覚だ。

湿気や乾燥を感じたり、暑さ寒さにも意識する。このおかげで、季節の変わり目の「体調管理」が楽だった。湿度と気温を、身体で感じるのは、めっちゃ大事なのかもしれない。

身体の動きを意識する。

脚の動き。肩、腕、指、と、身体の動きを「見張りながら」動くのだ。

これらが、理論的に「どう良い」のか、「なぜ良い」のかは、まったくわからない。ただ、マインドフルネス瞑想でも、同じようなことを言ってたし、反応しない練習でも、同じことを言っているのだ。

僕たちは日頃、心や思考に意識を向けすぎなのかもしれない。心や思考に意識を向けないためには、身体に、五感に、意識を向けるのが良い方法なのだろう。人は、なかなか「無心」には、なれないのだから。

そして、1ヶ月続けた僕の感想は、「楽しい」だ。

五感を使うのは、楽しいことなんだと実感した。


◆散歩とソロウォーキングで、メニューを変えた

散歩のときのメニューは、

歩く、(公園で)懸垂、その場ジャンプを5回、腕立て伏せ3種、そしてまた歩く、だった。

運動の先にある目標は、主に「バク宙ができるジジイ」だ。

五感は、イヤホンで聴いているトークの理解に、95%くらいは使っていたと思われる。


ソロウォーキングでの、今のメニューは、

歩く、歩きながらボールを左手の指ではじく、(公園で)懸垂、腕立て伏せ3種、腿上げ、左手でのピッチング練習(ボールの壁投げ)、走る(2日に1度)歩く、ボールをワンバンさせる(ボールの「指へのかかり」を意識)、と変わった。

五感は、味覚以外、フル活動だ。

目標が、「バク宙できるジジイ」「左でも速球が投げれるジジイ」「ふつうにダッシュできるジジイ」と、2つも増えた。


◆左投げが、面白い

左右、同じ動きができた方が、身体のバランスが良くなるのではないか? こう考えたのが、きっかけだった。

加えて、「成長が明確にわかる」というメリットがある。なんせ、まともには投げられないところからのスタートだ。

仕方ないから、最初は「女の子投げ」で、良しとした。

「右でできるのだから、左でもできるはず」という揺るがない前提があり、右と何が違うのか?という疑問が浮かぶ。つまり、身体の動きに集中するのだ。心や思考には意識が行かない。

脚、腰、肩、ひじ、指。これらに意識が向けられる。

また、成長がわかるから、おもしろい。厭きない。

これが右投げなら、球速でも測ってくれないと、いかんせん面白みに欠けるだろう。


◆かっこええ~

バク宙できて、ダッシュできて、左でも速球が投げられて。

あと、合気道も習う。

そんなジジイ。・・・。・・・かっこええ~!

誰の評価もいらない。僕は、こんなジジイ、メッチャかっこええ~と思う!


学生時代は、鈍足で悔しかった。それなのに、早々とあきらめて、練習も挑戦もしなかった。自分は「運動オンチ」なんだと決めつけていた。

今は、「運動オンチなら、バク転やバク宙って、できないよなぁ」って思う。僕は、高校時代、バク転、バク宙ができたのだ。

僕は、徒競走はビリでも、障害物競走は速かった。器用だった。

徒競走は、早々にあきらめて、全力で走ってなかった気がする。(どうせビリだから)とか、(僕は鈍足だから)とか、(頑張って、それでも遅いと、もっとカッコ悪い)とか、そんな無意識を、年中無休で抱えていた。今、振り返ると、そんな感じだったのだ。

練習したなら、「速い」まではムリでも、「普通」くらいには、なったのかもしれない。

今現在の僕は? もしかしたなら、まだ『鈍足』なのかもしれない。

でも、今ならば、同世代は、「運動不足」か「運動ゼロ」のオッサンが大半だ。走ったら、どこか痛くなるようなヤツらばかりだ。

この状況ならば、いざ走ったときに「速え~!」という、あこがれの感嘆をゲットできると思う。

そう。ズルいし、セコイ。

発想は確かに、ズルくてセコイ。

しかし、この「速え~!」という感嘆は、発想だけではゲットできない。努力と、その継続が必要なのだ。僕は、その努力を継続する。

僕は、おばさん達やおばあさん達の、茶色い声援を浴びるのだ。いや、せめて30代や40代女性の、ベージュ色の声援がイイかなぁ。ま、とにかく「きゃ~、速い~!」って、そう言われたいのだ。(※注:走ったときだぞ)(注:漢字も「速い」で「早い」ちゃうぞ)


◆まとめ&〆

ソロウォーキングのメニューは、今後もアップデートを繰り返すだろう。

問題は、僕は寒さが苦手なのだ。この冬は、僕の気合が試される。この冬を乗り越えれば、ゆかりちゃんの、僕を見る瞳が変わるだろう。

「カーネギーはちゃんといるか?」「尊重村にふさわしい言動か?」という、疑りの眼差しが、キラキラしたハートの瞳に変わるはずだ。


ふっ。僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。たとえ声援が茶色がかっていたとしても、ゆかりちゃんの声援は、格別に、欲しいのだ。




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