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3年前、これはある意味「裏切り」なのではないか? いいえ、これは「天然」です!
※この記事は、3年前に投稿した記事の書き直しです。
妻のゆかりちゃんは野球ファンです。
元々は巨人ファンでした。
僕も、軽~く巨人ファンだったのですが、愛知県に来てからは、
めっちゃ軽~く、羽毛よりも軽~い中日ドラゴンズファンになりました。
しかし、中日ドラゴンズが弱い。
弱弱。
最弱。
やがて僕は、プロ野球そのものに興味がなくなりました。
最近やっと気づいたのですが、野球って、試合時間が長すぎません?
特にプロ野球は長い!
高校野球を見習って欲しいものです。
ゆかりちゃんは巨人ファンで、さらには内海哲也投手の大ファンです。
顔がモンゴル系で、要は、ボク系です。
僕も、ちょっと前まではモンゴル系でしたからね。
最近は、西島秀俊系です。
さて。
内海哲也投手は、背番号26でした。
ゆかりちゃんのユニホームは、当然、背番号26です。球場に行くときは、それを着て行くのです。
内海哲也投手は巨人に入るために、ドラフト指名を拒否しました。
社会人野球という回り道をしたのです。
そこまでしてでも入りたかった巨人軍。
3年後に巨人軍に入った内海哲也投手は、左のエースとして活躍しました。
3年連続最多勝
という、もの凄い記録も達成しました。
しかし!
原辰徳監督の巨人軍は、その内海哲也投手を手放してしまったのです。
ゆかりちゃんは怒りましたよ。
阿修羅か般若か、
あしゅら男爵かはんにゃか、
それはそれは大変な剣幕でした。
そもそもです。
そもそも原監督の采配は、しょっちゅう内海哲也投手に厳しかった。
僕には、そう感じました。
あきらめ、見切りが早すぎるのです。
ハッキリ書くと、内海投手の時だけ、投手交代のタイミングが早いのです。
それは、他の投手の時には発露しません。
2人は、なにかあったのでしょうか。
そんな歴史を知っているので、僕にはゆかりちゃんの怒りが、よ~く理解できました。
ゆかりちゃんは健気に、内海投手が移籍した西武ライオンズのインスタかTwitterかをフォーローしています。
YouTubeのチャンネル登録もしていました。
その日、ゆかりちゃんが帰宅すると、
「テレビつけて!」
と怒鳴りました。
パワハラです。
ブラック家庭です。
「西くんがホームラン打った!」
ゆかりちゃんが喜んでいます。
西くんって誰?
「西くんて、誰?」
素直に、ゆかりちゃんに聞いてみました。
「阪神の若手だよ」
(ん? 阪神? とうとう巨人ファンは終了なのか?)
(なぜに阪神? 中日じゃないの?)
ゆかりちゃんは巨人ファンから、アンチ巨人に変わったのかもかもしれません。「巨人憎し」なのかな。
そう思いました。ムリもありません。
試合が終わったらしく、このときは巨人の勝利でした。
ゆかりちゃんが僕に近づいてきます。
えっ?
グータッチ⁉
まさかのグータッチ?
まだ巨人ファンなの?
しかもコレ、グータッチって、
原監督の代名詞だよ。
えっ?
原監督の顔マネ⁈
正確に言うなら、モノマネ芸人神無月さんの顔マネ⁈
顔マネまでして、グーを差し出すのです。
まさか、原監督のファン?
あれだけ、怒髪天を突き、怒り狂っていたじゃないか。
「あんた、
そこに愛はあるんか?
そこに『内海哲也愛』は、・・・・・・あるんか?」
まだまだ、巨人ファンなのかな~。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1213話です
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