「えんずい」は、「てやんでぇ~い」や「あばよ」などと同じジャンルです…。
日本には、たくさんの方言があります。
東京にだって、江戸弁があります。江戸弁というより、「江戸言葉」の方がイイかな。
「てやんでぇ~い」とか「あばよ」とかが、代表例でしょうか。
僕は、つい「関西弁」と言ってしまいますが、考えてみれば「大阪弁」ですよね。「京都弁」「関西弁」「神戸弁」は、なんか変です。
京都も神戸も、どっちも関西ですから。
大阪の言葉は「大阪弁」というのが、きっと正しいのでしょう。
🍀🦖🍀🦖🍀🦖🍀🦖
僕は、生まれも育ちも岩手県宮古市です。
高校卒業後は、東京で、独身寮に住みました。
田舎で使っていた方言と、標準語とが、文字にして違っているなら、すぐに直すことができました。
例えば、田舎では「捨てる」ことを「投げる」と言います。
「このゴミ、投げといて」と言うと、
「え? 投げる?」と、質問されてしまうので、(あ、コッチでは「投げる」って言わないんだ)と気づきます。
そして、標準語の「捨てる」を思い出します。
1~2ヶ月も、戸惑われたり、質問されたり、笑われたりを繰り返すと、この場合の方言は言わなくなります。
逆に、1年経っても2年経っても、なかなか直らないのがイントネーションです。アクセントです。
文字にした場合、同じですから。
だから、相手に意味は伝わっています。戸惑ったりはしないのです。
親友や友人レベルではなく、単なる知人レベルの仲では、指摘などしてくれません。
🍀🦖🍀🦖🍀🦖🍀🦖
僕は、20歳の時、当時28歳の上司と、牛丼の吉野家に入りました。
食べ終えて、雑居ビル7階の会社に帰ると、上司が言いました。
「じょーじ。吉野家でみんなが、お前の注文に笑っていたの気づいたか?」
「え?」
「みんな、クスクス笑っていたじゃないか」
そう言われれば、そんな光景を思い出しました。
クスクス笑っていたり、笑いをこらえているような表情が、映像となって甦りました。
「お前が、『並み、味噌汁、たまご』って言うから、みんなクスクス笑っていたじゃないか」
社内が「どっ!」と湧きました。
ウケたのです。
僕は、「あっ」と声を出していました。
「ん?」と上司が、僕の、次のセリフを待つ表情をしました。
「あれ、オレを笑ってたんですか…? そういえば、あの感じは毎回あった気がするけど…」
「そうりゃあ『たまご』はウケるよ」
またみんなも笑いました。
🍀🦖🍀🦖🍀🦖🍀🦖
僕の田舎には、
「えんずい」
という方言があります。
「ああ~、えんずい」とか、
「なんか、えんずいな…」などと使います。
延髄ではありません。
意味は、「窮屈」「しっくりこない」という意味です。
「さっきの猪木の延髄切り、なんか、えんずい感じだったよな」
などというダジャレも、岩手県宮古市なら可能です。
延髄斬り ⇓
🍀🦖🍀🦖🍀🦖🍀🦖
岐阜県や愛知県などの東海地方では、
「メガネをはめる」
「老眼鏡をハメる」
とは言いません。
これは、言い間違いです。
方言ではないそうです。
発言者であり岐阜県出身愛知県在住の、ゆかりちゃんに確かめましたので、確実です。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。
読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも初老にも参考になります。
人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋は必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは必要です。(僕の感想です)
いずれにせよ、Kindleアンリミデッド会員でしたなら、無料で読めます。
ご一読いただけたら幸いです。
コメントしていただけると、めっちゃ嬉しいです!😆 サポートしていただけると、凄く励みになります!😆