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人生で一度は、映画館でジブリを

06.26

私は生粋のジブリっこで、両親の影響もあり幼い頃からジブリを見て育ってきた。
次この台詞だ!っていうのも覚えてるし、それが当たるととても嬉しい気持ちになる。
そして何より、テレビでジブリを見るたびに劇場でジブリを見れた人達はどれだけ幸せだろうかと何百回も思ったし、本当に羨ましかった。

そして時は令和、ここに来てまさかまさかの大展開!!!なんと映画館でジブリが見れるというではないか。私は初日のチケットを買って、特に好きなもののけ姫を見た。何十回も見たし台詞も覚えてるもののけ姫だったけど、映画館で見たもののけ姫は初めて見た映画かのように新鮮で圧巻だった。
何より音響!!!久石譲が素晴らしい。
鳥肌ものだった。
この半券は未来の子どもに自慢する為に宝箱に入れておこう。
と、ここまでは映画上映に対する喜びの話。
ここからはジブリが好きだからこそ感じていた話。

私はジブリの男性陣の中ではダントツでアシタカヒコが好き。理由は[男らしい]から。
危険を顧みず、特に冒頭の勇敢に立ち向かうシーンは何度見ても惚れ惚れしてしまう。

だがしかし…アシタカは実は結構罪な男なのだ。
なぜかというと、アシタカにはカヤという婚約者がいるのだが、アシタカが旅立つ際に婚約者のカヤが掟を破ってまでアシタカの無事を祈って渡した玉の小刀の大切なお守りをさらっとサンに渡してしまうのだ。現代で言えば、旦那さんからもらった婚約指輪を愛人にプレゼントしてしまうようなものだ。 
更に、別れ際に「わたしもいつもカヤを想う」何め台詞を言っていたにも関わらず、ヤックルに乗ってサンに会いに行ってしまう中々の罪深さだ。
思わせぶりNo1であり、浮気疑惑もかけられる。
現代で週刊誌に撮られたら一発アウトだ。
(まぁ女子はそういう男に弱いが。)
描かれた時代は室町時代のようなので、当時は当たり前だったのかもしれない。

他にも、ハウルや耳をすませばの天沢聖司などが人気だが、ハウルは髪の毛の色が変わっただけであんなに落ち込むメンヘラ君だし、天沢聖司の行動に関してはもはやストーカー行為に匹敵し、もしも天沢聖司じゃなくて草壁タツオ(トトロに出てくるお父さん)だったらお巡りに捕まるレベルである。
そんなこんなでよく観察すると結構曲者が強い。
だが、現代の男性って割と当てはまる人が多い気がしている。女性も然り。

そう考えると、好きなジブリの男子は?と聞かれたときに、男らしさもあって勇敢に敵に立ち向かって何より女の子に優しいパズーを選ぶ女性は男を見る目があると思う。
…まぁ、小さい鞄から生身のパンon目玉焼きが2つ出てきちゃう男だが…。