VSCodeでのjsp/Servlet学習環境構築(Maven無しver)
2017年に出版されたこちらの本でjsp/Servletを学習させていただきました。
約5年前に出版された本であることもあり、実行環境としてbatファイルが同梱されていたり、エディタがテキストエディタだったり、同じように進めてもTomcatがエラーを吐いたりと色々大変でしたのでまとめておきます。
実務未経験エンジニアが書いておりますので、不明瞭な部分があったり間違っている部分、スタンダードでないやり方も多々あるとは思いますが、とりあえずこちらの環境で上記の本の最後まで行けました。
どこかで引っ掛かった場合はご自分で解決していただけると幸いです。
宗教上・学習上の理由がなければおそらくMavenを突っ込んでおけばなんとかなると思うのですが、詳しくないので、Mavenを使わずに環境を構築します。
[必要な物]
・VSCode
・VSCodeの拡張機能
→Extension pack for Java
→Java Server Pages (JSP)
・Tomcat
・Jakarta Standard Tag Library(JSTL)
→JSTL API
→JSTL Implementation
※VSCodeの拡張機能でない方のTomcatを使用して環境構築しています。
[VSCodeの拡張機能をインストール]
VSCodeの拡張機能ボタンから
→Extension pack for Java
→Java Server Pages (JSP)
を検索してインストールしてください。
特に説明することはありませんので、インストールが終わり次第次に行ってください。
[Tomcatのlibのjarにパスを通す]
VSCodeを開きます。
「Tomcat\作業フォルダ\以下に適当に.javaファイルを作ってください。
(内容はいりません。)
作ったjavaファイルを開くと、VSCodeの左下にJAVA PROJECTSと出てくると思いますので、「Configure Classpath」を押して「Referenced Librarys」からTomcatのlibフォルダにある「jsp-api.jar」と「servlet-api.jar」にパスを通します。
これでサーブレット関連のクラスがインポートできるようになりました。
※昔の本はimport javax.~で書かれていますが、javaxの部分は今現在ほぼjakartaに置き換わっていますので、自身の環境次第で置き換えてください。
もしサーブレットファイルをコンパイルしてローカル環境で実行した際に、--enable preview関連のエラーが出た場合、Tomcatの設定から、画像のように--enable previewを追加してみてください。
(VSCode側で--enable previewを切る方法がわからなかったので、とりあえずの対処です。)
[JSTLのインストール]
Apacheの公式サイトから入手するように書かれている書籍もありますが、中身がTomcat10から互換性がなくなっているそうなので、Jakarta Standard Tag Library(JSTL)をインストールします。
https://mvnrepository.com/artifact/org.glassfish.web/jakarta.servlet.jsp.jstl
https://mvnrepository.com/artifact/jakarta.servlet.jsp.jstl/jakarta.servlet.jsp.jstl-api
バージョンを選択すると、次の画面でjarファイルがダウンロードできます。
Tomcatのlibにパスを通した時と同じようにパスを通します。
[その他]
DBのjarなどもパスの通し方は一緒です。
[まとめ]
おそらくMavenを使えば便利だったんだろうなあ~と最終的には思いました。
VSCodeでサーブレットを勉強しようとすると、どこの記事でもMaven、Mavenだったので。
私はMavenの何でもやってくれる所にそこはかとなく恐ろしさを覚え、今回は自力で環境を構築してみました。
(基本的によくわからないままインストールは終わりました。というのが苦手です。)
なので、こんな記事も書いていたり・・・。
改めて書きますが私の環境ではエラーが出なくなった、最後まで進めたというだけで、正しいやり方ではないかもしれません。
Maven使わないで環境構築してみたい人の参考になれば幸いです。
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