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夜明け、日没

歯車は知らないうちに噛み合わせが悪くなっていて、油は差されることがなく、気づいたらみんな外れていて。

いつもいつもこんなことをダラダラ考え、何か行動に起こすわけでもなく、怠惰を貪り、眠るはずの夜を明かし、早朝わざわざ濃いコーヒーを飲み。学生の本分を何だと思っているのか。
すべてこなせば自分を認めてあげられただろうテキストたちに囲まれnoteを書く受験生、朝6時。

カラスが騒ぎ出す。家のねこが窓際で伸びる。隣のラーメン屋が朝の仕込みを始める。すがすがしい朝は器用に私を皮肉る。何もない私は無理やり酔いを回すしかない。

例えば真夏の入道雲、例えば河川敷の線香花火、例えば…例えば、  
例えば、こんなことを考えている私。私はこれらを嫌いじゃないといけない。だってそうでないと悲しくなってしまうから、理想と乖離した私が、どうしてどうしてと責め立ててくるから、私はこれらを嫌いじゃなければいけない

きっと夏のあつさにでも浮かされたんじゃない?夢でも見ていたんだよきっと、
そう言ってまた夢をみるんだ、夢のなかでまた夢を。

そしてこれもまた夢。

海をみたい、熱海あたりに1人で行きたいなって1学期の終わりに思った。少しだけでいいからこの狭苦しさから解放されたくて、あわよくばそのままになれたらいいなと思ったこと。





Google先生でさ、「受験生 勉強 頑張れない」で検索するといっぱい出てくるの、慰めの言葉とかお叱りの言葉とか。甘えてますね、私の子だったら直ぐに塾辞めさせて卒業と同時に追い出します、とか書かれているよ
学生は結局住む家だってあるし明日のごはんもそうそう心配しなくていい家庭が多いし、悩み事は自分中心。私だってそう。私が大学落ちようが死のうがまわりは何も影響ないものね。
明確な目標がない人に大学受験は乗り越えられない、ってよく書かれている。じゃあ私やめたほうがいいのかな  明確な目標なんてないし、惰性だし、親に迷惑かけてスネかじってるだけだし。国公立しか行かせないって言われてるけれどそんなの一生無理だよって思っちゃうし。
私はきっと将来起こるであろうことを先読みするのができないんだと思う。ソシャゲのガチャでも石貯めるのできないし。自分への投資?これができないのかな  勉強するのって自分自身のためで、大人になって食ってくためで、国にせっせこ税金納めるためで、    あれ、最後のは自分のためじゃない勉強だね
高校も不登校になってみたこともないこともないけど、親に泣かれた。周りから置いていかれてる感覚、しんどいねぇ  自業自得だけどねぇ
なんか…なんか、今ここで死にますって言われても大丈夫だよって思っちゃう   少しだけ寂しいけれど、理想に沈めるならもうなんでもいいや


写真はうちのねこです。かわいいでしょ

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