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スプラトゥーン3はゲームが苦手なあなたにこそオススメ

2022年9月の発売から早くも半年が経過したNintendo Switchの「スプラトゥーン3」ですが、楽しすぎて飽きることがありません。

私はスマホゲームが苦手で「PUBG」「荒野行動」などのオンラインゲームでは、敵と戦う前に、単純に前に歩くということができない有様です。

一緒にプレイした人からは「慣れればできるよ」と言われて頑張ってみましたが、とくにPUBGでは最初の飛行機から降りるところでみんなと一緒に降りれない、かなり遅れて飛び降りたはいいが、武器の拾い方がわからない、武器をなんとか拾っても地図が読めずに敵がどこにいるかもわからず、1人もキルできない、でも敵も近くにいないから自分もキルされない、ひいてはキルされないまま時間が過ぎて最後の2人くらいまで勝ち残ってしまうという、情けなさです。

そして私は「あんな殺し合いのゲームが流行るから戦争が終わらないんだ」とか「住居不法侵入じゃないか」「落ちていた物を拾ったら警察に届けなさいよ」「撃つのはやめなさーい!」とツッコミ続けて憂さ晴らしをするのです。

葛藤JAPAN。

そんな私に「スプラトゥーンは色を塗って陣地を取り合う平和なゲームだからやってみなよ」と言われたのが数年前。

当時、Switchを持っていなかったので「スプラトゥーン」をプレイすることはありませんでした。

しかし。ツイキャス等で2022年8月ごろに「スプラトゥーンの新作が楽しみ」と話すライブ配信者さんを数多く見て、これは今しかないと意気込み、ついにSwitchと「スプラトゥーン3」を購入したのです。

まず、何より…

動く!

自分の思い通りに前進したり、横を向いたりジャンプしたりできる!

このストレスの無さ!

いやー、楽しいですねえ。「第五人格」なんかチュートリアルの地下室から階段を上がるのもできなかった人ですから。

「スプラトゥーン3」は、アクションシューティングゲームです。私がやるのは「ナワバリバトル」といって、4対4に分かれて8人で争うインターネット対戦です。

3分の制限時間の中で床により多くインクを塗ったチームが勝ちます。相手チームより0.1%でもインクを多く塗ると勝利です。

平和なゲームですね。

ブキの種類が豊富で、シューター、チャージャー、ブラスター、スロッシャー、マニューバー、ストリンガーなど、私にはとても扱えないどころか名前の意味もわからない物が揃っています。

スプラローラー

私が使っているのは「スプラローラー」というブキで、100円ショップで売っているコロコロしてゴミをとるテープのような形をしています。

これで床をコロコロしてインクを塗っていくのです。

銃で撃たれたらすぐヤられてしまいますが、10秒ほど待てば復活できるので、その間は本物の100均コロコロを使ってフローリングの床をコロコロして髪の毛や埃をとったりできます。

ナワバリバトルの1対戦は3分間なので、ちょっとした空き時間にできるのも嬉しいですね。

どこの誰だかわからないプレイヤーと3分間だけ仲間や敵になって無心に戦います。

「無心」って素晴らしいですね。

心が揺れ動くから葛藤が生まれるのなら、心を動かさなければいいのです。

スプラ3をプレイしていると、ふだん、どれだけ葛藤にまみれているかを自覚できます。

ゲームをすることで心が洗われて、スッキリした状態で現実と向き合うことができるのです。

現実を生き抜いて葛藤にまみれたら、スプラ3をプレイして無心に帰る。

ゲームって、こんなに素晴らしいものだったんですね!

で、ローラーを使い続けていると、ブキがだんだんクイックルワイパーに見えてきます。

クイックルワイパー

マッチングの時間に、コロコロ埃とりだけでなく、ゲームのBGMを鼻歌で奏でながらクイックルワイパーで部屋掃除を本格的に始めるという相乗効果があります。

ずっと「ゲームなんて」と上から目線でゲーム業界を眺めることで妬みを隠していましたが、もはや私は解放されたのだ!

スプラ3の中では自由に動き回れるの!

ねえ、すっごいや!

もしかして「葛藤がない状態」って健康的で、「葛藤にまみれた状態」って健康的ではない、ということになるのでしょうか。

葛藤にまみれることは、とても貴重な経験だと思い続けてきたのですが、じつは違うのかもしれません。

無心vs葛藤。

純真無垢vs葛藤。

葛藤という負の感情に対する捉え方が、スプラ3をプレイすることで変化してきました。

日常生活に、心から楽しいと思えることがあるって、いいことですね。

ノー葛藤JAPAN。

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