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ガス屋漫画【ガス屋で〜す‼︎】5話こぼれ話



はじめに


この記事は、
ニュースサイトGigazineに掲載されている
わたくし毎日日毎が描いている
ガス屋で〜す‼︎
というガス屋漫画の解説になります。
ネタバレを含みますので、
未読の方は、ぜひご一読のうえで
この記事をご覧いただけると幸いです。

5話はこちら↓

1話はこちら↓

5話でピックアップされたこと

キユがガス展の独自企画を任され、
何をしていくか、というところが
主ですが、それに加えて
アリカの過去、資格取得のことが
話の軸にかかって、歯車として
漫画が進行する。
そんなかんじの物語の起点となる5話です。
5話から結構時間の進行が変則的になってくるので、
分かりづらかったら何度でも読み返してくださいね
(PV的な意味で)

ガス展とは

劇中でさんざん説明してるので詳しくは省きますが、
それ以外のことを。
ガスの催しについて、相当な昔から開催されているそうです。
主に、
劇中のようなガス組合主催のもの、
ガス会社が独自に主催するもので、
お客様に日ごろの感謝を込めて、というもの、
メーカーさんが主催するイベント会場ではなく、
器具の特価だったり期間内購入で豪華なプレゼントあり、
みたいなものもあります。
都市ガスだとショッピングモールでブースを設けて
数日開催、なんてのもあるようです。
ガス展的な催しは全国どこでも行われていて、
内容は様々です。
「ガス屋で~す‼」の中では、それなりに大きい会場を
前日準備も併せて3日貸し切りで行われる、まあまあ
名の知れたイベントです。
ガスの組合に加入している大中小様々なガス屋さんが
参加しますが、各ガス屋さんにひとつブースがあり、
勝手に独自の企画をしてもいいというだいぶ
フリーダムなイベントという設定にしました。
劇中では説明はないですが、星見みたいに真剣に
独自企画を動かそうとするガス屋もあれば、
そうでもないガス屋もあって、そこら辺の事情は
もうちょっと話が進むと明らかになります。

星見内でキユはなぜ「加世」呼びではないか

全話中、しっかり触れていないことですが、
給湯器を100台売った女こと、アリカさんは元は営業で、
キユが入社したと同時に事務所内で
ショールームスタッフとして働いています。
事務のパートさんが退社することが決まっていて、
キユが入社して1か月ほどアリカに事務の引継ぎをして
退社しているので、星見は新体制を
とっていることになります。
そのくだりに併せてキユが加世呼びでなくなった話に結び付く
数ページの話を劇中に入れたかったのですが、
話の本筋に入れる必要がなかったのでお蔵入りになっていいます。
せっかくなのでそのくだりを漫画に起こしてみました。

キユと呼ばれた日。
間瀬と加世


なにげに自分も営業をしたあとに
ショールームの管理で働いていたことがあります。
個人的な気持ちですが、ショールームスタッフは結構裏方な
ところがあって、ショールームのレイアウトを変えたり
カタログを手配したり、営業と資料作りをしたり、
ショールームに来場してくれたお客様のご要望を
ヒアリングして営業に渡すなどなど、スラムダンクの仙道みたいな
かんじ(?)でわりと自分にあってるな、と思ってたので、
アリカさんはキャラクターとして描きやすい、話の導き手として
全話通して関わっているので、今更ながらいいキャラだったなぁと
しみじみ思います。

キユが考えた作戦

劇中である通り、よくある手法です。
SNSの活用については自分がガス会社に
いることは、「この手法はマッチせんわ」と
正直匙を投げてましたが、コンサルタントの
指示だったんでしょうがなくやってました。
それについては新型のウィルスで風向きが変わったのかも
知れないですが、今作の世界線は新型コロナウィルスの
脅威は訪れない世界なのであしからず。
意外と、ガス器具をガスを供給している会社に
ガス器具の取替を頼まずに家電量販店に
頼むお客様も一定数います。
周知するということ、なにしろチャイムを
押して声掛けをするというのはとても大事です。
これについてはまた後の話で言及されます。

金城或価の過去

自分から家出少女って言いだすのどうなの?
ということについて悩みながら描きました。
4話のこぼれ話で幻の4話の話をしましたが、
幻の4話の最後で、5話は星見の過去編です。
という描写をいれてたんですが、
星見の過去が読者の興味を引くだろうか?
と打ち合わせの際に出て、じゃあやめよう、と
丸ごと4話を描きなおすことで星見の過去、
ついではアリカの過去も入れることが
できなくなったのです。
自分的にはかなり由々しき事態で、
しょうがない!自白(?)してもらおう、となりました。
いずれは話すこと…世間話とかで…と思えば
まぁ機会があればバラシておいたほうが
いいのかな?という心理がアリカに働くかもな…
と自分に納得させたものです。
あとは漫画の技術的な話ですが、
自分のことを自分からいうと見せ方の
幅が狭くなること。しかし
これを入れておかないと自分の考えた
終わり方を迎えることができなかったので
泣く泣くこういう描き方にしましたが、
編集の方には「必要ない情報をうまく
差し込んだ」という評価をいただいています。
違うんです。いることなんです。とは5話の
時は反論しなかったですが、最終回の時に
「くらえ!!」と言いながら伏線回収を描いてました。
家出少女なので、いろいろ経験していくことを
すっとばして生きるために生きてきた(?)ので、
5話の食事の時はおのぼりさんみたいな
リアクションをしています。
今後もおのぼりさんのアリカを注目して
あげてください。

電子書籍化のお知らせ(3回目)

併せて、とあるアプリゲームのキャラデザ、
とあるプロジェクトのキャラデザをさせてもらってます。
もうすぐ日の目を見るかなーと思うので、
その時はまたアナウンスしようと思います。
ではまた!

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