そうは言っても、ストーブはない
新豆が出回ってきたので、久しぶりに豆の話題。
春先に白花豆がまあまあの出来だったので、今回は紫に挑戦しました。
これが、なかなかの難敵でして。
煮豆は重曹を入れるレシピが多いですが(実家の母も入れてます)、重曹の独特の苦味というか、においというか、ちょっと苦手なんです。
昨年末、黒豆を煮る時に思い切って重曹無しで煮てみたら、案外大丈夫でした。
紫花豆は皮が硬いので、重曹を入れてないと厳しいかなぁと思いながらも、今回も無しでチャレンジ。
パッケージの裏に書いてあるレシピと、以前母から聞いたレシピを思い出しながら、前の晩から浸水。12時間くらい置きました。
夜、水に入れたらぷかぷか浮くほどカラカラに乾いています。
12時間後。シワが寄っている…なんか、嫌な予感。
まずは、水を取り替えながら2回ゆでこぼしました。
その時点で皮が!割れてるんですけど!失敗の2文字がよぎります。
パッケージにはゆでこぼしをするとは書いてなかったので、やらない方がよかったのか?
割れた豆は復元しないので、見ないふりをして、水から豆が出ないようにしながら、コトコト煮込み始めました。1時間くらいで柔らかくなるはずなんだが…枝豆くらいの固さなんですけど!
実家の母は、「豆はストーブで煮るのが1番よくできるよ」と、アドバイスしてくれます。
いや、そもそもストーブないし。
ちょっと用事もあったので、一煮立ちしたところで蓋をして1時間くらい放置。(ステンレスの多層鍋なので、保温効果を期待)小豆などは、これをやるといい感じに煮えるんです。
1時間後確認したけど、あまり変化ないので、弱火加熱再開。もう、気長にやるしかない。
弱火でコトコト煮ること1時間。やっと、指で潰せる程度に。念のため火を止めて30分くらい放置。
豆と同量の砂糖と小さじ半分くらいのおしょうゆを入れて15分くらい再加熱。
あとは煮汁ごと冷まして、なんとか完成。
1割くらいは皮がちょっとむけたり、割れたりしてしまいました。そーっと扱ったんだけど…難しいな。お味と柔らかさは、まあまあこんな感じだよね、という出来。
見た目を艶々、ふっくらと仕上げるのがねぇ。まだまだ修行がたりない?それともストーブ買う?
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