政治形態と正義

固いタイトルとなってしまった。
政治形態として、大まかに、王政(独裁制)、寡頭政(貴族政)、民主制等がある。

ちなみに戦後日本は形態として、民主制を採用している。
戦前は一応議会があったので、民主制の形態であったけれど、それが機能していたかは、よくわからない。

例えば、かつて、ギリシャ債務問題では国民投票が世界的な話題となった。
ギリシャと言えば、世界史の授業の中で民主制の発祥地と呼ばれている。
その中で、他の国等から借りた借金を返す返さないで、国民投票をした。
その結果如何によっては、世界経済も危険な状況になりうることから、より注目を集めた。

よく「民主主義の原則(多数決)」に則って」とかの話になり、民主主義が金科玉条のように言われることが多いけれど、それが通用するのは、その国の国内になる。

金を借りて返すのは当たり前、国と国の約束を守ることも当たり前。
税金や物価が上がるから返さない等、「民主主義の原則」に則って議決されたら、金を貸した他国等は、誰もその国(民主主義政治形態であろうと)を信用しない。

約束を守らない相手は、民主主義であろうが、なかろうが関係ない。
個人でも、同様に国でも、信用は失墜する。

「民主主義的決定であれば全て正しい」等と強弁する民主主義絶対論者が、時折某大手新聞社や評論家、政治家にいるので、つい、文句を書いてみた。

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