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伝道者の書第133話あなたの王は自主の子であって、

(原文:第10章17)
あなたの王は自主の子であって、その君たちが酔うためでなく、力を得るために、適当な時にごちそうを食べる国よ、あなたはさいわいだ。

自主の子は、人格者との意味。
つまり自主的に物事をしっかり判断できる人の意味になる。
その王がしっかり規律を保たせるので、臣下(高級官僚)たちは、酔いつぶれるためではなく、ご馳走を食べる時にも、その後に有効な力となるように、時期をわきまえる。

伝道者は、ご馳走を否定しているのではない。
支配者の下で、一定の規律を保ち、その国(組織)の繁栄を願い、ご馳走を楽しむことは是としている。
この教えは、いわゆる禁欲宗教家は、あまり取り上げない。
しかし、真面目に生きる人々への、ご馳走まで否定して、それが神の意思を体現することになるのだろうか。
モーゼやイエスは、一切ご馳走や、酒を飲まなかったのだろうか。

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