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伝道者の書第40話また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、

(原文:第4章4)
また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。

伝道者、人間が労働にいそしむ動機の要因として、他人に対する妬みがあると捉えた。
確かに素晴らしい労働の成果を出したとしても、その要因として、それはお互いに妬みあって作りだされたのであることと、捉えた。
そして、このことも、全く空虚なことと考えたのである。

互いに切磋琢磨して、よりよい結果を目指す場合もある。
しかし競い合った相手よりも、巧みなわざ(格別に良い結果)をもたらそうと思い、犯則行為までする場合もある。

ねたみということは、相手への敬意がない状態と思う。
どこかの大学のフットボールの監督。
成果を求めるけれど、相手への敬意があったのだろうか。

確かに素晴らしい実績はほめられるべきかもしれない。
しかし、その裏(要因として)に、他者への嫉妬や危害を加えてでもという悪意や悪行が無いだろうか。

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