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伝道者の書第49話夢は仕事の多いことによってきたり、愚かなる者の声は言葉の多いことによって知られる。

(原文:第5章3)
夢は仕事の多いことによってきたり、愚かなる者の声は言葉の多いことによって知られる。

仕事に追いまくられ、心身に余裕が無いと、悪夢にうなされる。
愚か者は、口は達者、しかし真実味に欠け、愚かな言葉を多く口にする。

自分の実力や周囲の状況をよく考えずに、仕事や何やらを安請け合いして、結局約束を守れない不安から、悪夢まで見るようになる。
これも、自らの力に対する過信があるのだと思う。
できないことをよく考えず、見栄で受けてしまって、後は苦労の連続、ひいては大失敗にもつながっていく。
まさに、信頼していた人を落胆させ、裏切行為とまで責められる。

また、自分を過信する人ほど、口が達者になる。
口から出まかせ、できないことをできると言い張る愚かさを見せる。
これも周囲には大迷惑、最終的には周囲の落胆と呆れが、その愚か者を包むことになる。

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