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伝道者の書第80話神のみわざを考えみよ。

(原文:第7章13)
神のみわざを考えみよ。神の曲げられたものを、だれがまっすぐにすることができるか。

様々な解釈ができる言葉と思う。
その中で、神ならできることと、人ではできないことを考える。
例えば、神ならできる(つまり人ではできない)ことに、例えば大きな自然現象がある。
人は台風の進路を決めることも変えることもできない。
ただ、それを受けて、対処するだけが関の山。
突然起きる地震についても、対処するだけ、地震そのものを止めることなど、できる人がいるのだろうか。
この教えは、人間のおごり高ぶった自己中心的な考え方と傲慢さを改めよというものと思う。

ただ、自己中心的な人、傲慢な人には、そういう発想はないのかもしれない。
政府や自治体の災害対策の遅れだけを非難し、自らは緊急時の備え一つしない。
また、避難所に入れば、避難者全員のために、忙しく動き回る善意のボランティアに、「自分へのサービスを第一にせよ」と、迫るという。

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