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石仏の話(46)造形と技術と心

石仏の造形とか美術的な技術については、それほどの大きな問題とはならない。
そもそも、お寺の本堂におさめてあるような専門の仏師が造っていないこともある。
大切なことは、その石仏を造った人、そして、その石仏を拝んできた人々の心だと思う。
その心を否定するならば、石仏は単なる石ころになる。
人の心を否定、拒絶して生きるか、あるいは、その心に感じ、仲良く生きるか。
見る人の器量の大小が、そこで問われるのではないか。

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