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なぜひとり親家庭になったのか

みなさんは幼少期のことを覚えていますか?
私は思い出せないことが多いです。母と過ごした時間は特に。

小学4年生の5月、母が他界しました。
死因は自殺でした。

母は几帳面で心配性、柔軟なタイプではなかったようです。
私が小学1年生の頃、パニック障害を発症しました。
当時、父は亭主関白で、仕事熱心。子育ては母のワンオペ、しかし母の実家は電車で1時間の距離。父方祖父母も亡くなっていたので、誰も頼ることが出来なかったのだと思います。

小学2年生の頃、母の実家へ母と一つ下の妹、私で引っ越しました。
母方祖父母と1年間一緒に暮らしました。
仲のいい友達と公園で遊んだこと、雨の日はピロティで走り回ったこと、毎朝学校で同じ音楽が流れていたこと、、手に取るようにとは言えませんが、断片的に思い出されます。規模の大きい学校に転校だったので、少し圧倒されながらも、それなりに楽しんでいたように思います。

母の状態が回復傾向にあったのか、夫婦一緒に暮らしたかったのか、、理由は定かではありませんが、小学3年生になるタイミングで再び父のいる実家へと引っ越しました。
小学1年生の頃と同じ学校、一つ変わったことといえば学童に通い始めたこと。
学童は毎日楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
夏はキャンプに行ってテントを張り海へ、冬はコマ回しを極めたり、一輪車で駆け回ったり、何をして遊ぶか全員で話し合って決めたり。。
今思えば主体性を伸ばしてくれるような、素敵な日々でした。

いつしか母は、布団から出ることが出来なくなりました。
布団で横たわっている姿は今でもぼんやりと思い浮かびます。
そして、精神科病棟へ入院することになりました。

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