ビンスさん ～Metalのお話

今日はちょっと、Metal（金の要素）のお話を。

『宇宙兄弟』にビンセント・ボールドという宇宙飛行士が出てきます。
ビンスさん、こんなお方です。
https://koyamachuya.com/news/popular/62521/

とにかく無駄が嫌い、効率重視。
時間を無駄にしないために、他人の話は要点だけ聞いて最後まで聞かない、なんならかぶせ気味に話すせっかちさ、車の運転は超猛スピード(「移動時間ほど無駄なものはない」)。
仕事が早い。綿密な計画性。
いついかなる時でも冷静で、感情を表に出さない。オーバーリアクションとか絶対ない笑（奥さん「あの人って何考えてんだか全然わからないでしょ」）。
ものごとに自分の感情を挟まない（←「挟まない」のです。感情がないのではない。ここ大事！）。

ビンスさん、五行的に見ると、とっても「Metal（金の要素）」の強い人。
私はビンスさんを見て、Metal について、特に Metal の「愛」について知ることができた気がします。

ビンスさんがどうしてこんなにも無駄を、特に時間の無駄を嫌うのか。
そうなった子供の時のエピソードなんて、もうね、「愛」です。
そしてそれは、深い悲しみ（Metalの感情）の記憶。
それを昇華させて、宇宙飛行士になる夢、月に行く夢を実現させたビンスさん。
この時の彼の言葉が「僕はもう決めたんだ。迷っているヒマはない。人生は短いんだ。」。

話はちょっと逸れますが、同じ体験をした親友ピコの言葉は「テンションの上がらねえことに、パワーを使ってる場合じゃねぇ。」
ビンスさんより、ちょっとFireっぽいかしら。

ビンスさん、一見血も涙もない、鬼軍曹かAIかみたいな印象を受けますが、彼の言動は全部、深ーい愛から。
親友との約束のため、ミッション（プロジェクト）の成功のため、同じクルーやプロジェクト仲間のため、宇宙事業の未来・発展のため。
ビンスさんの言動で自分の損得とか、名誉とか、成功とか、エゴのためとか、そういうシーンってひとつもない気がします。

Metalの強い人って、クール、冷淡、無機質、理屈っぽい、（頭の回転が速すぎて）ちょっと変人、そんな風に取られる時もあったり。
義理人情に熱い！といった感じではないので、それを愛だと思っている人には冷たいヤツ、なんて思われちゃったり。

でもそれは、「理想」をいち早く実現するため。
そしてその「理想」とは、けして自分だけの成功や幸せを実現する、そんな利己的な「理想」ではないのです。

なんて愛なんだ。(でもちょっとわかりにくい！笑)

奥さんのベリンダさんが、これまたキュートで素敵なキャラクターで。
Metal な方との、ひとつの上手なお付き合い方法を教えてくれてます。

「ビンスとうまくつき合ってくことってね、実は案外単純なことなのよ。
無理にビンスに合わせていく必要はないわ。 
あの人は誰よりも静か～に、誰よりも熱心な人なのよ。
やる気のないような人には冷たくて、まるで見向きもしないけど、ムッタさんはただ自分のやるべきことだけを存分にやればいいと思うわ。
そういう人にビンスは気づくから。」

あとビンスさん、ムッタと飲む時、おうちに招いたりします。
「何考えてんだか全然わからない」彼を、「観察して観察して観察しまくって」、彼の行動やリクエストを先読みするベリンダさんのいるおうち(土)が、やっぱり居心地いいのかしら、って。
金は土から生まれる、金は土にサポートされてますからね♡

でもね、何事もきちんとして完璧なMetalなビンスさん。
たまには息抜きしたいよね。笑
ビンスさんが月に飛んでった日のこのやり取りが、ちょっとクスリ＾＾