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私はここにいてもいい

私が端っこにいたことで、
誰かが「端っこもいいな」と気づいたかもしれない。

私が一人でいたことで、
誰かが「一人もいいな」と気づいたかもしれない。

好きなことを好きでいたことが、
誰かを救ったかもしれない。


自分のいる意味なんて、自分自身ではわからない。
誰かが勝手に気づくこと。
そして気づいた人だって、わざわざ教えてくれるわけではない。

土の上を歩けば足跡が残る。
そのくぼみは、小さな小さな生きものの、隠れ家になったかもしれない。
私がただ、私として生きることが、誰かの救いになったのかもしれない。


ただ、自分を傷つけるものからは、なるべく離れたほうがいい。
そこから離れていいんだと、気づく誰かもいるだろう。


サポートは、執筆活動の諸費用(取材の費用、冊子『小さな脱線』の制作など)に充てます。少額でも非常にうれしく、助かります。