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1/22のショート【飢えを凌いで渇望】

目の前に出されたものは好き嫌い関係なく食べるのが私の特技。さもないと、私は今すぐにでも飢えてしまう。

今の時代そんなことが存在するのだろうかと思われるかもしれない。しかし貴方が、知らない世界はすぐ隣りにあるのだ。

どんな物も美味しく頂く。それはあらゆる食べ物への平等な心とも言える。食べ物としてぅれてきたのに捨てられてしまう形の悪いもの味の悪いもの。どんなものでも、食べ物としての命をありがたくいただく。

時々物凄く美味しいものに出会うと困ってしまう。早くその美味しさを忘れたい。さもなくば私は、何も食べられずいつかは飢えてしまうだろう