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爪に色をぬる

昨年の秋頃から、ジェルネイルを始めた。

そもそも「ネイルをする」というのがキラキラ行為すぎて、ま、眩しい・・・と世間のジェルネイルをするお姉様たちを見てきたのだけど、派遣職場の仲のいい子が、「やってみると世界変わるよ」とぼそりと呟いていたので、こりゃあせっかくこの世に生を受けたのだから、やってみなくては、と、よくわからない熱い想いを持って慄きながらもネイルサロンへ向かう。

I must do a nail.

最初に行った時は、全く専門用語がわからなくて、は?カラグラ?ラメグラ?グラデーションの浅さって何?てかなにこの光線痛いんだけど?とハテナ尽くしで、施術してくれたお姉さんに「マジで初めてなんですね」としみじみと言われたが、最近はもうへっちゃらさ。

あと、わたくしアトピー肌で夜中にかきむしる癖があったんですが、ネイルすると、まじで掻いても血みどろにならない。すごい。

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にしても、死んだ細胞に色を塗るって考えついた人本当面白い。呪術的な感じ。

東京に来て、ネイルや、また、髪を切ってもらう時に、いわゆる「カットモデル」やジュニアネイリストさんによる「モデル」をやることが多い。(最近はそういうのを集めたアプリがあるんですよ、ありがたい世の中だと美容師の卵さんが言っていました)

モデルをやらせてもらうのは、極貧の時は値段的な理由が強かったけど、最近は「試される」行為が楽しいというのが強い。
カットモデルだと、基本的に「その美容師の方が今勉強している髪型」や、「お客様にリクエストされた時にどう対応するか」をモデルさんに要求してくるのだけど、特に後者のときの、美容師さんの卵さんたちの思い切りの良さときたら、ない。

ボブカットをずっとやってきて、たまにはボブカットでも違うボブというのはないものか・・・と美容師(卵)さんに聞いてみたら、意気揚々と「いけます!」と言われ、2時間くらい格闘された結果「ごめんなさい俺の腕では無理でした!」と、ものすごい前衛的な髪型にされた時があった(お互い大笑いしてたら、先輩の美容師さんにはたかれてた)

私自身、ずっとひよっこの精神で勝手にいるので、「まだ勉強中の身」の人に勝手な親近感を抱いているというか・・・ただ、たまにプロを名乗る人にやってもらうと、「なるほどねー」という感じも味わえるので、最近はごちゃまぜにして施術してもらっている。特に、プロのネイリストの方のセールストークときたら、すごい。「薬指、ネイビーで星散らして、宇宙的な感じにしたらすごく素敵ですよ!」と言われたら、そりゃやってみたくなるやん。

生きる糧にします!!!