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Day5 日記でカメ島の生態系を育む
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前回日記で防波堤を作ることについて書きました。
防波堤を作ることで情報の大波がカメ島に押し寄せてこなくなり、カメ島の動きが安定します。
地盤が安定するイメージですね。
たとえば古代の三畳紀におこった生物の大絶滅は超大陸パンゲアの分離により、火山が活発化したためでした。
地盤が安定していることは、生態系が栄えるための重要な要素です。防波堤により地盤が安定することで、カメ島の上の生態系が栄え始めます。
生態系が豊かになれば、多様なものが育ちます。
三畳紀以後のジュラ紀、白亜紀には植物、魚類、哺乳類、多様なものが栄え、恐竜というこの時代に君臨する生き物も生まれました。
カメ島の上の生態系が豊かになり、育つということは、自分の中の心の機微や多様な価値観に気づくことです。
大波にさらされているときには育てられなかったもの、育っていると気づけなかったものに焦点を当てることです。
生態系が栄えれば、恐竜のようなシンボルとなる生き物が生まれるでしょう。
こうしたシンボルは、あなたが育てた、あなただけの大事なものです。
あなたの航海の指針になります(恐竜を育てたいなら寒そうな方角へ行ってはいけません)。
また、多様なものが育てば、もし過酷な環境に陥ったとしても、そこからまた芽生えてくるものがあるはずです。
恐竜が絶滅しても、小型哺乳類が生き残ったように。
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前回日記にニュースなどの情報を書くことで、情報からの防波堤になると書きました。
そして、日記には情報以外にもあなたの感情というセンシティブなものも含まれています。
日記に書かれた出来事や感情、それは蓄積し、あなたの土壌、その一部となります。
それは地盤の安定したカメ島の生態系を豊かにしていくでしょう。
では、日記に書かれた出来事をどのように自分の土壌としていけばいいでしょうか?
もちろん、ただ書くだけでもそれはあなたの土壌となります。
日記に書くことによって、一日に区切りをつけ、頭を少し整理することができます。
そうして得られる安心は、まるで肥料のように土壌を豊かにするはずです。
(夜は頭が混乱していてむしろ整理できないという方は、次の日の朝に書くと整理しやすいと思います)
さらに土壌を豊かにし、生態系を育むためには、ここまで何回も出てきていますが、日記を読み返すことです。
日記を読み返すことで、気づいていなかった芽吹き始めている小さな芽に気づくことができるでしょう。
特におすすめの日記の書き方は、決まったテーマについて記録していくことです。
たとえば良いこと、感謝したこと、あるいは楽しかったことなどのテーマに沿って日記を書くことで、自分自身を知ることができます。
カメ島の特定の場所を定点観察し、育てるようなイメージですね。
そうして育まれた生態系、それは自分だけの、唯一無二のものとなるでしょう。
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この連載は倉下さんとの共同連載です。
▼「テーマに沿った日記を書いて分かったこと」についての記事
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