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自分というひと17

毎日、いろんなことを感じるし、思い出す。

「経験したことが全てじゃない」

誰に言われたか何で読んだか忘れてしまったけれど、大事に心に留めている言葉のひとつ。

(人は、)この言葉を聞く前の自分は、経験したことがその物事の全てだと信じていた。例えば、「小学校の頃転んだから転んだ時の痛さや気持ちがわかります」ということに関して。転んだら痛い、その気持ちがわかるのは理解できよう。ここで全てではないというのは、じゃあその場所は土のグラウンドなのか、砂利道なのか、草原なのか、コンクリートなのか、そして歩いていたのか、走っていたのか、はたまた自転車に乗っていたのか・・・。

同じ「転んだ」でも、その経験は十人十色ということ。だから、自分がその経験をしたからといってそれは沢山ある「転んだ経験」の中のほんの1つに過ぎない。だから、一概に物事を主観で見ては偏りがあったり、大きな間違えがあったりする可能性があるのだ。そういった意味で「経験したことが全てではない」。それは始めの1歩かもしれないし、また違う転び方をして「新しい経験」をするかもしれない。だからできるだけ、人に対しても自分に対しても決めつけないようにしている。

とは言え、1つの出来事でも、その経験はあなたの(私の)財産でもある。だから引き出しの一つとして大事に持っておこう、同じ種類の経験コレクションを集めて大きな視野を持とう。そんな感じに思って過ごしている。


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