自分というひと23

急に怖くなった。

面接で自分をアピールしている時。

誰かに教えると自分もまた勉強になる、身になるというがそんな感じに似ている。

自分の今までしてきた事を話すたびに、傷口に塩を塗るようなもので心のどこかで落ちたらいいのにと思っているのかもしれない。こんなに自分がいた会社のブランドや人間や関わる人達を愛することはおかしいだろうか。たかが仕事なのに。プライベートで仲良くするでもない、でも7年もの間、１日のほとんどを一緒に過ごしてきた、苦楽をともにして目標を一緒にして、同じ体験や経験をしてきた家族のような存在。

受かってしまったら、本当に離れなければならないと実感が湧き、なんとも言えないさみしさが込み上げてきた。いい面接だった時程嫌な気持ちで帰る。

一時的な物なのだろう。きっと、すぐに忘れ去られ、自分も忘れ、変化していく。仕方のないことだと分かっている。自分が選んでいる道だとも、分かっている。

あの時、無理してでも休まなければ、とも思っている。

でも、休んだ期間はとても大事だったとも思っている。

全てがアベコベで、言っていることが矛盾していて自己中心的なのも分かっている。

自己責任なことも。

この7年の想いの心に空いた穴はどうやって埋めればいいのだろう。

来年の私は何をして何を考えているのだろう。