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シャヴァ・アーサナのポーズ

いつもヨガをした最後にするのがこの「シャヴァ・アーサナ」通称、屍のポーズ。まさしく屍のように全身の力を抜いてリラックスするポーズだ。

スポーツの段階でいうとクールダウンを終えた後のアイシングというところだろうか・・・?

こんな感じに、両足を伸ばして肩幅より広めに開き、腕も脇の下に卵1個分くらいのスペースをあけて手のひらは上に。

自然な呼吸で、何も考えずただ眼を閉じて息をして重力に身を任せる。

眉間の力、あごの力、目の力も抜いてどこも力の入っていない状態、極限のリラックス状態を作って瞑想する。

瞑想できなくてもいい。そのポーズをするだけでもいい。

練習中のポーズができなかったとしてもいい。

今日のクラスについていけなくても、楽勝だったとしてもいい。

ヨガはそういう、自分のための自分だけの時間。

いつも最後のシャヴァ・アーサナに入ると、私はホッとする。その日頑張った自分と何ができてどんな身体のクセがあるのか、どこが固くてどこが気持ちよく伸びるのか、わかった自分について思う。思い切り褒める。そして全部が重力に引っ張られて行くのがわかる。特に目がどんどん下に沈んでいく感覚がとても心地良い。心地よく、穏やかで、スッキリする。今まで感じたことのない感覚だった。日頃、どれだけ力が入っているのか。顔ですら筋肉はこわばっているとわかる。

そう気づいて、また次にチャレンジしに、汗をかきに、無心になるためにまた私はヨガに通うのだ。

ヨガは宗教とは違う。自分がどんな人間かを見つけるためのもの。前も書いたかもしれないが、その目的は人それぞれでいい。自分を見つめたい人も、痩せたい人も、瞑想したい、柔軟になりたい、汗をかきたい、なんでもいい。目的は、なんでもいい。それぞれの目的が達成できて自分がいい気持ちになれればいい。そんなフリーダムなヨガが私は大好きだ。


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