見出し画像

バリアフリーの中にある、バリア 3

2022年現在でも、まだまだ数多(あまた)あるバリア。
「何とかならないかなぁ~?」
って思うけど、言わない方がいい事もあるのかな?
「バリアフリーの中にある、バリア 3 」では、一休さんの知恵を借りても解決できないであろう案件を先ずは一つ、書きます。

※このバリアは一昨年(2020年)に、解決しております。

お~ぃ!一休さぁ~ん!

画像1

うん、お願いはわかった。でも…。

画像2

車椅子ユーザーなら、この勾配加減と手すりの無いスロープは理解できるでしょう。一昨年まで、階段右側のエレベーターは無かった。お願いの書かれた門扉は、左側の証明写真機の脇にあります(写ってないです)。証明写真機の右奥、フェンスの向こう側には構内のエレベーターがあります。
そして、中央にスロープがあるこの階段は、建築士もしくは設計者の「デザイン」なのでしょうか。そもそも車椅子がこのスロープを使用する事は、想定されていないようです。介助者が居たとしても、かなり厳しい勾配となっとります。。。

ありがと!って思うけれど

マイキーなら、階段中央のスロープが左右どちらかに寄っていたら、上がれない事もない。「マイキーだったら」です。だいぶ厳しいけど、手すりをつかんで行けば、行けないこともない。だって、電車に乗る為には、頑張って上がっていって、切符を買わないと!…そして!

キップ買ったら地上に戻ってきて、
フェンス開けてもらって…
…!?…。
…そのまま改札入れば構内にエレベーターあるじゃんか!?
…いやしかし…!?
…地上に戻って…?

ゆけ!ゆくんだマイキー!おまヘならできるぞ!…w…
出来るの?出来ないの?!
ま、出来ないならそのまま放置するって事で文句ないよね?っていう…w…何と言おうかどう云おうか?僕が生活している日本国の、悪しき慣習の名残だと思われます。平屋の駅舎から改築して約20年。
やっとやっと設置されたエレベーター!wありがとう!
もしかしたら、旧国鉄の時代や年代のバリアの象徴であり、名残なのかもしれませんね。数年前「だから改札通ってからって言ってんじゃん」ってやり取り、目撃した事ありますよ。

2022年現在、この駅の駅員さん達には感謝しかないですよ。
「じゃ、いつものあの辺で待っててくれる?」って。
「駅社員対応中!」のアナウンスは頼もしいですよ。
いつもありがとう!m(__)m

この案件、一休さんならスマートに解決できるのでしょうか?
※このバリアは一昨年(2020年)に、解決しています。

え~?そんな!と思う困った事

まだまだあるであろう「バリアフリーの中のバリア」を、もう一つ。
僕は、気ままな「お出かけ演奏」での鉄道利用なので、今の所そんなに困る事もなく、お手伝いもしてもらって快適な旅行ができています。

しかし、お仕事(ビジネス)で利用する事が多く、更に「特急や新幹線」を使わなければならない人は、かなりの難儀をする事も多々あるようです。「前日の夜に急遽決定」とか、「当日も終了の時間が読めない場合」など。
特急券と、車椅子専用スペースがある列車の場合、座席指定乗車券を購入するそうですが、車椅子専用の指定券は利用当日、空いているのに売ってくれないとの事。某JRの規定では「車椅子専用指定券の販売は、利用日の2日前まで」って事になっています。
「あっ、そうなんだ」って思いますが、グリーン車とか一般的な座席指定券は、空いていれば発車直前まで販売してくれるみたいです。直前と言っても限度はあろうかと思いますが。。しかし、車椅子専用指定券は、空席でも利用がなくてもシステム画面に「完売」の表示が出ているからと、売ってくれないそうです。

え~?っそんなぁ~?
って思うのです。
ある方は、「車椅子をたたんで通路に置いておくと邪魔になるだろうから」と、仕方なくドア付近のデッキにいるそうですが「そもそも専用スペースは空いてるのに、せっかく快適であろう列車に乗れてるはずなのに、夏は暑いし冬は寒いし!」
と…。まったく不条理な事に遭遇しているみたいです。
では何故、利用者がいないのに販売してくれないのでしょうか?

予約・販売システムの罠

これは、予約販売のコンピューターシステムの問題だと思うのですが、詳しい事は誰に訊いても分かりません。別の方の記事によりますと、車掌さんの臨機応変で「この列車の車椅子専用スペースは利用が無いからいいですよ、使って下さい」との対応をしてもらえたと。もちろん、その分の料金は払ったそうですので誤解の無き様。。
しかし!
そのシステムの事なんですが
完売」の表示が出ていると言うことは、座席券が売れているのだから「○○駅~△△駅まで何人利用(販売日時とかも)」ってのが表示されるはず。だけど販売履歴が表示されないシステムになっているようです。なぜ表示されないのか?が、「バリアフリーの中のバリア」って事です。見出しに付けた「罠」と言うか、システムのトラップ。せっかくバリアフリーな設備があるのに、使えないし使わせないシステム。
前出の「ある方」はキッパリ言っていた
「これって意地悪いよねぇ?」って。
うん、全くもって意地が悪いとしか思えません!
特段、その方を擁護したり鉄道会社を叩く気はないのですが、「あっそうなんだ~」では済まされない事なんですね。システムの設計者、運用責任者のバリアフリーの意識が変わらないかぎり「どうにもならない」事実なのです。

良い事も悪い事も書いていく「バリアフリーの中にある、バリア」part 3 は、ここまでにします。お読みいただき、ありがとうございました。
Maiky imai

屋外の音楽活動では、沢山の方からのお声がけを戴いております。「頑張って下さい!」の一言に、応えて行きたい!です