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バリアフリーの中にある、バリア

こんにちは。
僕が義足ユーザーになって、約8年になります。
個人差はあるかと思いますが、なかなか慣れないし、諸々ツラいのです。笑っちゃうくらいツラいのです(笑)。マイキー自身は努力しない人(努力したのはギターと唄う事だけ)なので「頑張って歩いても報われない!」との、しょうもない考え方をしています。
ですが、「頑張って歩き続けて下さいね」って励ましてもらったり、色々なイベントの設営・撤収の時などは「座って休んでなよ~」って労ってもらったり、周囲の優しい気持ちに感謝しています。
でもやっぱりどうしようもなくって…

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役所にヘルプ!「神様ヘルプ!(Checkers)」は、30年くらい前のカセットテープのヘビロテでしたね。
…そして役所へ出向き…
   マイキー 「日々辛いから車椅子、支給してくんない?」
   役所職員 「ええよ?何でもっと早く来なかったの~?」
その後、トントンと進んで「第3の足」を入手するに至ったのです。
休日に娘と出かける大型ショッピングモールや遊園地、スーパーの買い物などに毎日、義足と半々くらいで使わせてもらってます。
すごーく楽になった。ありがたい。
でもね、車椅子を使う事によって分かった、見えた事がありました。
あ~!やっぱりそうだったの!って。

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こればっかりは、どうにもならないかな?と、思う事。
「平等」とは何か?
「差別」とは何か?
「思いやり」とは何か?
「自分を護る」とは何か?
この写真を提供して下さった方は夏の暑い中、外で30分も待っていたそうですが。。。
「一人でランチに行って、昇降機の前に車椅子でずーっと待ってても、だれも店員が出てこず、気がつかれず、入れませんでした」と。

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写真右方にリフトがあります。
その手前の斜めに上がっている白いバーは、電動車椅子の一部です。
お昼時だったので次々と来客していて忙しいらしく、リフトのお願いをしたいのですが、呼び鈴もインターホンも無く。。。
「店員に、階段登ってお声がけできるくらいなら、車椅子乗らないし
店員に、階段登ってお声がけできるくらいなら、そのまま店に入るよ。昇降機使わずにね(^◇^;)」
で、あきらめて帰ったそうです。

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「車椅子ユーザーって「高齢者で、介助者が後ろから押してる」イメージなんでしょう。車椅子ユーザーもひとりで食事に行くんですけどねー。そんな考えが無いんですね」

さて。
店員さんは本当に気づかなかったのか、気づかないふりか。店員さんばかりでなく、周囲の人も気づかないのか。。。
「バリアフリー」とは何でしょうね。
こればっかりは、どうにもならないかな?と、僕が思う事です。

次回も「バリアフリーの中にある、バリア」
様々な視点と意見を踏まえつつ、書いてゆきます。。。

Maiky imai

屋外の音楽活動では、沢山の方からのお声がけを戴いております。「頑張って下さい!」の一言に、応えて行きたい!です