野口悠紀雄。元大蔵官僚、一橋大教授が語る「平成経済史」(文字起こし+図)
平成とは世界経済の大きな変化に日本は取り残されて地位が低下した時代である。
同じ場所にとどまるためには懸命に走らなければならない。それをしなかったのが平成である。
キャッチアップせず大きな変化に気づいておらず、今も気づいていない。
そう野口教授は語る。
大きく年代を分けて説明する。
1990年代80年代のバブルが崩壊した時代。特徴的なことはバブル崩壊に気づいていなかったことである。
90年の大崩壊は株価の下落から始まった。
でもバブルの象徴であるジュリアナ東京は