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アベノミクス。ほか、経済を皆で考えよう。ネットのデマを叩く

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①から③ その他、これを読めばわかりにくいアベノミクスの経済記事がわかるという構成です。これが分かれば投資で儲けるなんて簡単ですよ?日銀は打つ手がなく戻れないのでそれにのるだけ。…
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2021年4月の記事一覧

今も継続している異次元緩和。アベノミクス①②③④その他ひとまとめに

人質奪還に議員生命をかけると言った安倍前総理。「対話より圧力」 議員人生で最大の圧力をかけた記念的な瞬間である 「ハノイの米朝会談で議題に取り上げるよう、トランプ大統領に電話でお願いしました!」 やけに気合入っていますね? ではまた

アベノミクス異次元緩和④イールド・カーブコントロール YCCとは

イールドカーブとはグラフの曲線のことである。 この図から。 横軸は国債の満期の期日 1年物から40年物まで 縦軸は金利で満期まで保有した場合の利息 これを線で結んだものがイールドカーブ。 これを安倍黒田コンビは市場に任せずに日銀の力でコントロールしようとしたので イールドカーブ・コントロール YCC 異次元緩和の不発に伴い短期はマイナス金利に、長期は低利に。長期金利は本来は市場コントロールしにくいものとされますが安倍政権は史上に類を見ない力技で低利で日銀が買い

野口悠紀雄。元大蔵官僚、一橋大教授が語る「平成経済史」(文字起こし+図)

平成とは世界経済の大きな変化に日本は取り残されて地位が低下した時代である。 同じ場所にとどまるためには懸命に走らなければならない。それをしなかったのが平成である。 キャッチアップせず大きな変化に気づいておらず、今も気づいていない。 そう野口教授は語る。 大きく年代を分けて説明する。 1990年代80年代のバブルが崩壊した時代。特徴的なことはバブル崩壊に気づいていなかったことである。 90年の大崩壊は株価の下落から始まった。 でもバブルの象徴であるジュリアナ東京は

「本物の新自由主義」をハイエクやフリードマンの言葉で学ぶ企画

まずこれから。 自由に競争が行われている市場で価格の自動調節機能が働かず、効率的な資産配分が達成されない状況のこと。市場の失敗が生じる要因には少数の企業が市場を支配する「独占・寡占」、公害など経済活動に伴って社会にマイナスの影響を与えるものが発生してしまう「外部性の問題」、国や政府が提供するサービスである「公共財」の存在、売り手と買い手の間に情報量の格差が生じる「情報の非対称性」、電気やガスなど社会的インフラとして巨額の設備投資を必要とする半面、供給が進むにつれ費用が減少し独