人生でいちばん企画力があったのは小学生のときだったかもしれない
小6のとき、公園にいたネコに「まこちゃん」と名前をつけたことがあります。
命名の理由は、「シャ乱Qのまことに似ていたから」(敬称略)。
こんなこと、わたし一人では思いつかなかったはず。一緒に公園に行った友達が、天才的におもしろかったんです。まこちゃんの可愛さにはまってしまったわたしたちは、歌をつくりました。当時のキャンパスノートの表紙には、こうあります。
※一緒に企画した友達は、もちろんボーカルつんくさん(設定)です。
表紙をめくると、まずは巻頭言があります。
どろービビンバ小子っていう敵の命名が意味不明です。しかもルビは(こしょう)。どっちだ。たしか、ネコにちょっかいを出している子どもがいたから守るっていう話だった気がします。そして最後は自分たちもネコになっている。
巻頭言のページをめくると、シャ論Qデビュー曲の楽譜と歌詞!!!!!
この曲をつくったときのことは、いまでも覚えています。なんと、電話でした。固定電話を片手に、友達とメロディーと歌詞を練った場面を覚えています。母に「長電話しすぎ」と途中で言われたような映像もぼんやりと浮かぶ。ちなみに電話だったから、友達の楽譜と音階が一致しているかは不明。
キャンパスノート1冊まるっとまこちゃんなら最高なのですが、次のページで終わりでした。偶然出会ったネコ、まこちゃんへの再会を試みてます。こんな内容。
この公園、いつもは行かない少し遠い公園だったんですよね。だから気合い入れてお弁当を持っていったような。でも、会えなかったような。遊び道具(ネコ)ってなんだろう。まこちゃんとの遊び道具持っていったのかな…
断片的な記憶で、どこか記憶違いはあるかもしれない。それでもこの一連の企画、「めちゃくちゃ楽しそうだな!!自由でいいね!!」と、過去の自分たちを褒めてあげたくなります。
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小学生向けの教材をつくっていたときに、「当時の気持ちを思い出そう」と思って実家のダンボールから発掘したノートのひとつ。実はほかにも、いくつかとんでも企画やとんでも作品があるのですが、載せにくい内容なのでそれは控えました。小6の自由さコワイ。
どれも、「いまじゃ思いつかないな〜」というアイデアや表現がいっぱいです。何かに影響を受けているのは明らかなんだけど、かっこつけてなくて、ただひたすらアイデアを形にしている感じ。自分たちでたくさん遊びを生み出してましたね。きっと、思い出せないだけでいろいろ変なことしてたのでしょう。
このノートを見るたびに、あのころの企画力とアイデア、そして実行力を持ったまま大人になったら最強じゃないか!!と強く思います。社会人になってから「企画」という言葉をおぼえ、「企画力を身につけたい!」と思うこと数えきれず。そのたびに、小6のときを思い出してしまうのです。
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これは余談なのですが、だいぶ昔、デザイナーさんとイラストレーターさんと打ち合わせをしていたときのこと。デザイナーさんがわたしの描いたラフをみて、「この構図、現実的にありえないよw」と指摘しました。(自覚はあるので、ここはこうでこう〜みたいな文章で補足しているのですが、思っているものをその通りに描けるかは別なんですよね…)
とっても優しいイラストレーターさん、フォローのつもりだったのでしょう。
「絵って、描き続けないと10歳で画力が止まるらしいですよ」
それを聞いたデザイナーさんは「わたしよりヒドイこと言ってるよw」とさらに笑いました。たしかに。わたしの画力は10歳でとまっていた。そういえば、マンガを書くのをやめてしまったのも小4のときだから、10歳だ!
本当かどうかはわかりません。でも、やっぱり「続ける」って大事なんだなあと実感したのでよく覚えています。
かつての企画力を羨むのもいいけれど、やっぱり日々「続ける」ことが大事なんですよね。
ということで、当時の自分を見習って完全な勢いでnoteをかいてみました。小6の自分、超えていこう!