ジェンダークリティカルフェミニストが問題視するTumblr Transとは?

ジェンダークリティカルフェミニストはセルフID問題に関連する問題として、Tumblr Trans の問題を取り上げることがあります。

なぜ、10代の白人の若者はTumblrでトランスに"なる"のか?
(本当のFTM当事者との違いは最後のほうのやりとりではっきりしてきます。本当の性別違和当事者は先に身体違和があってトランス後、過去の自分と統合し自分がトランスしたと言えるようになりますが、Tumblr Transは先に”トランス”というアイデンティティーが生じ、後付けで身体違和を作ろうとしますので、身体を変えてしまうとトランスの前後で自分を統合できなくなります。そのため身体を変えることはできません。)



https://www.youtube.com/watch?v=y4V4Fej8-X4

FTM当事者とTumblr TransのHelenaの違いがよくわかるインタビューです。





中流以上の白人のストレートの女の子は罪の意識を感じています。
社会正義になにも貢献できないと。
肌の色は変えられないし、
ストレートをレズビアンに変えることもできない。
でも代名詞を彼女から彼に変えることはできる!


意外にも流行だからトランスになるのではなく、社会正義に貢献したいからトランスになるのだそうです。


ストレートの白人の女の子はコミュニティーでアイデンティティーがなく、学校で孤立すると避難場所を求めてTumblrに集まるのだそうです。

HelenaはTumblrでゲイの友達ができて、社会正義と戦う仲間ができたと感じた。 シスジェンダーに対する投稿をみて最初は怒りを感じたが、いやまて、自分はシスジェンダーじゃないと思うようになった。シスジェンダーの自分には発言する権利すら与えられていなかったから。
実生活とは関係なく、Tumblrの中だけ代名詞はthey を使うことにして、自分のアイデンティティーをdemigirl とした。  A gender かもしれないから代名詞を z, zerも使った。 アイデンティティーを変える度に、Tumblerでは褒められ好意的に受け入れられた。

"2015年Charlie Hebdoの銃乱射事件がきっかけ。政治的になるきっかけ。(イスラムフォビアを煽らなければ銃乱射は起きなかった)"

(FTMのインタビューア)エコーチェンバー現象(ネットで肯定されるとそれが正解だと勘違いすること)も要因。左派と右派が二極化して、双方が話し合うようなイベントは行われなくなった。

 "18歳で母親にカムアウトしてテストステロンを始めると家族との関係は悪くなった。 ソーシャルワーカーにたった20分話した。診療看護師につなげた。彼女はテストステロンを処方することに同意した。オハイオからシカゴまで遠くまでドライブしてきたのは、彼らはアセスメントしないし、血液検査もしないで、テストステロンを注射してくれることを知っていたから。もっとと望めば100mgも注射してくれるほど、トランスが望めばなんでもする診療看護師だった。 筋肉が付くことを望んだ。"

(FTM)It sounds like you thought transitioning would solve a social problem for you トランスすることが社会問題を解決できると思ったようだね、

Helena”やせて背が高くて気肉質の男性になりたかった。cute lanky skinny tumblr boy を夢見た。”

(FTM)説明と同意をするクリニックだったら内省に時間をかけてくれたと思いますか?

”大人の関係で自分を認めてくれる人がいなかったら、自分を認めてくれてくれてガイダンスしてくれる人が必要だった。
ヘルスケアのプロフェッショナルは皆トランスフォビックでトランスさせないようにする。だから戦わないといけないような気になる。”

”そう、ソーシャルワーカーと診療看護師がゲートキーピングみたいにわたしのアイデンティティーを調査するのはうんざりだったわ。”

(FTM)そういう臨床医にたいする不信感の問題は今にはじまったことではない。20年前もトランスコミュニティーではそういう話をしてた。

”(医療者は)トランスフォビックな門番に思えた。”

”90パーセント空想の中で生きていた。ハンサムで痩せてて背がたくてタバコをふかしながらニューヨークを歩いてるような男になれると思った。美的な。
でもトランジションを初めてそんなことは起こらなかった。
そしてトランスになる必要がなかったらよかったのにと思った。”

内在化したトランスフォビアだった。

”でも化粧がしたかったし、レギンスも履きたかった
FTMで関係があった人が自分のためにビデオを作った。だんだん男性化するとどうなるかの。ヒゲがある自分を見て、これは違うと思った。”


(FTM)自分のように剥げるほどのシス、ストレートの白人男性になるところまでトランスすると、もうあいまいさはなくなるので、社会正義のために戦うという動機はなくなってしまう。
社会正義のためという動機で始めた人はそこで終わってしまう。
それらの人たちは女性と男性を行き来するトランスになりたいだけで、反対の性になることを望んでいない。

”わたしはノンバイナリーだとわかった。特権があるシス女性の白人ではいたくなかった。”

TickTockにいる若い子たちについて

"両親から共感してもらうことを求めている人たちは、性自認を認めてもらうには社会に良いことしているかという条件をつけられて脅される”

”男の子になるとすれば、自分の身体が嫌いだが、男の子にならないのなら、自分の身体は嫌いではなかった。トランスとしてのアイデンティティーのほうが、性別違和より先にあった。”

the trans identity came before gender dysphoria

"性別違和が先にあってそれがトランスさせるというわけではなかった”
https://en.wikipedia.org/wiki/Jamison_Green

Jamison Green (FTM)の言葉でトランスネスとは暗い洞窟の中を歩くようなこと。
(FTM)本当の自分を探して歩いていてはっと気が付く、自分がトランスだと、だからトランスイデオロギーは後付けの理由だった。

Helenaは後からトランスと気が付くとはどういうことなのか二人のFTMに質問

(FTM) 性別違和の兆候を後から振り返って書き直すことはよくあることだが、反対のセックスだという自認が一貫してあった。レズビアンだった自分が自分の一部を殺してテストステロンを始めて数日後泣いたことがあった。男らしさを求めていた女性だと認識したが、その後自分は男性だと内面を統合した。見たくなかった女性だったときの写真をやっと見られるようになった。
過去の自分と統合したので、(Helenaのように)失ったから取り返さないといけないとは感じない。性別違和がだいぶ軽減されて心地よくなったなので、戻りたいとは思わない。

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