見出し画像

【日本のロックを熱く語ろう】椎名林檎#1

今回は番外編。
ロックバンドではなくロッカーについて語ります。

みなさんは、椎名林檎がデビューしたときの衝撃を覚えてますか?

ここでキスして。がリリースされたとき、ちょっとこの子まだメチャ若いのにどえらいカッコいいわぁ!
楽曲も素直過ぎる歌詞に素敵なメロディ、それに、もちろん歌唱力。なんと、ギターまで弾いている!
しかも!あの!リッケンバッカーのギターだわっ!

こんな女の子は見たことないし、ロックでソロデビューしてきて成功した子なんて前人未到なんじゃ?
それに、わたしと同じ福岡市早良区出身だから、なんかデビュー前から知ってたかも、みたいな感じ。
とにかくそのヴィヴィアンのリングはわたしが先よ!

「とんでもない子がいるもんだ」と、プロデューサーの亀田誠治氏がデモテープを聴いて思ったとか。
しかも、東京に出てくる前にほとんどの曲が完成しており東京を知らずに歌舞伎町の女を作ったとか。
正しい街なんか、百道浜とか室見川とか、泣ける…

一作目のアルバムは、
【無罪モラトリアム】
わたしの中ではベストアルバムです。

とにかく素直な歌詞が非常に印象的で、丸の内サディスティックでは、歌詞にベンジーとかグレッチとかピザ屋の彼女とか出てくるものだから、相当好きなんだなぁとは思っていたのですが、なんと次作でまさかのベンジーとコラボ…この話はまた後ほど。
幸福論とかも、とても良いと思いましたね。

あたしは君のメロディや その哲学や言葉全てを
守るためなら少しくらい する苦労も厭わないのです

分かる、分かりすぎるよ、林檎ちゃん。
その一途すぎる素直な性格もよーく分かるし、
たぶんわたしと好みのタイプまで似てると思うわ。

ちなみに、そのずっと後にわたしが愛した殿方も林檎ちゃんが好きで、それだけで嫉妬できましたね。
だってどうやっても林檎ちゃんには敵わないもん。

シドと白昼夢も大好きだった。

あなたには全て許しちゃうわ

あなたには殺されてもいいわ

いやいや、全くノープロブレムだよ、林檎ちゃん。
殺されてもいい程好きな人ってみんないるのかな?
わたしにはいる。

そんな訳で、やはりベストはここでキスして。です。
この曲、本当によく分かるというか、わたしもいつでもどこでもチューしてって言うタイプだし、その気持ち分かるわーのオンパレードな曲だったんだ。

行かないでねどこにだって 
あたしと一緒じゃなきゃ嫌よ
あなたしか見てないのよ
今すぐにここでキスして

ずっとベタベタしていたい。このタイプは好き嫌いがはっきり分かれるけれど、あまり人気はない方。
だけどそういうタイプが好みの男性も確実にいる。

見た目はワガママな女の子なんだけど、彼のことが大好きなだけなんだよね。
束縛されたいタイプに違いない。(わたしもそう)

この曲は今でもたまに聴くんだけど、林檎ちゃんが赤い薔薇の壁をバックにしたあのPVも素敵なの。
若いんだけど、なんか恋愛で苦労してるの分かる。

とにかく、恋する一途な乙女は一度聴くべしです。

次回二作目のアルバム「勝訴ストリップ」を語る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?