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「小さな世界」と『世界』の謎と一人ディズニーのススメ

遥か昔、まだ地元の福岡に住んでいた頃、あれは東京の従姉妹の家に遊びに行ったときのことだった。

「東京と言えばやっぱり東京ディズニーランド!」(※千葉)という田舎者ならではの発想で、仕事のある従姉妹と当時まだ小さすぎた甥っ子を残し、一人で東京ディズニーランドに行ったことがあった。

後にみなさんに訊いてみると「え?一人で行ったの?なんで?」みたいな感じだったので、珍しかったのかもしれないと思っているが、確かにわたしにも普通の遊園地には一人で行くイメージがない。団体様で行くのが一般的なレジャー施設なのかしら?

とにかく、特に何の迷いもなく慣れない電車を乗り継いで、憧れのディズニーランドにお一人様突入!
特にミッキーマウスに憧れもないのに(笑)ここにに来た途端に何故かミッキーマウスを探しだしたりする自分にやや驚く。さすが夢と魔法の国である。

わたしがあまり団体でワイワイ遊園地に行きたくないのには一応理由がある。怖いものが苦手なのだ。
ジェットコースター、バイキング、お化け屋敷など、大人には何故かスリルを求めて遊園地に行く人が多い。わたしは大抵一人でアトラクションの外でみんなを待っている。特に不満はないが面白くはない。

わたしが楽しめるのはメリーゴーランドと観覧車だけ。大人はあまり乗らないこれらの乗り物に乗りたい!と言うと、今度は逆にみんなを待たせるのだ。
まぁ、メリーゴーランドは絶対に乗るけどね(乂Д´)

と、言うわけもあり、人生初の一人遊園地は思いの外快適なものとなった。ディズニーランドに行くと、時間の限りたくさんのアトラクションに乗りたがる人が多いがわたしは乗りたいものだけに乗る。

ディズニーランドの場合、It's a small worldという待ち時間のない(人気のない?)アトラクションと、夜のエレクトリカル・パレードをシンデレラ城の前で観る。この二つだけのためにディズニーランドに行ったので、こんなワガママは普通通らないだろうとますます一人ディズニーが楽しくなってきた。

【It's a small world.】
号泣。滝泣きだった。カタカタと進む小さな列車の両側に、世界中の民族衣装や肌や瞳の色をした子供の人形が、手を繋いでカタカタと首を振っている。
そこにあのIt's a small world(世界は一つ)が流れて、それぞれの地域に合わせたアレンジ(例えばアフリカ大陸ならボンゴのリズム)がしてあるのみ。

たったそれだけの地味なアトラクションだし、時間も短いけれど感動のあまりものすごく泣けてきた。
あれは何だったのか?今では分からないが、何か『世界』というものを初めて理解したような、もともと知っていて忘れていたような、本当に不思議なアトラクションだった。ぜひまた行きたいと思う。

最近YouTubeで世界進出を狙っているからか、そういえばタロット占いではわたしのソウル・カードが世界(The world)で、他に世界の人は今までに一人しか知らないなぁとか、世界について考えていて、ふと、この曲の歌詞も調べてみてまた不思議。

せかいじゅう どこだって
わらいあり なみだあり

みんな それぞれ たすけあう
ちいさな せかい

せかいは せまい
せかいは おなじ

せかいは まるい
ただ ひとつ

せかいじゅう だれだって
ほほえめば なかよしさ

みんな わになり てをつなごう
ちいさな せかい

せかいは せまい
せかいは おなじ

せかいは まるい
ただ ひとつ

小さな世界 by Robert B.Sherman

あのアトラクションではまさにこの歌詞の感覚を体感出来たと思う。しかし、なんとも不思議な歌詞。
せまい、おなじ、まるい…世界。小さな世界(´ω`)
あまり考えすぎるのもいけないから、保留にした。
だけどこれはとても大切なこと。メモメモ_φ(・_・

【エレクトリカル・パレード in front of シンデレラ城】
叔父が日本ユニシスに勤めていたこともあり、以前から太鼓にユニシス(提供)と書いてあるコマーシャルを観ていたわたしの悲願のパレードであった。

中でもシンデレラ城前はパレード見物のトップポジションらしく、何時間も前から場所取りをするらしいが、そんなことも知らず、たまたま一人分空いていたスペースに座れてラッキーだった。パレードは煌めいて美しく、やはりあの音楽がとても良かったし、まさかのミッキー&ミニーマウスが拝めるというサプライズ(そんなことも知らなかった)付きで周りがパレードに夢中なのをいいことに、静かに滝泣きしながら感動の嵐の渦に好きなだけのまれた。

一人ディズニーランドでは、号泣、滝泣きもフリーダムだった。わたしは周りの目は気にしないが、一緒に行った仲間の体裁は一応気にする。一人でなければあんなに泣けることはなく、人生で三本の指に入るくらいの涙を流させてもらった。大感動の涙だ。

一人ディズニーランドは本当に楽しい。みなさんも是非行ってみて欲しい。友達、仲間、恋人、親子、誰とでも楽しめる、夢と魔法の国、東京ディズニーランド。次は従兄弟とまた行きたいと思っている。


ところで、ミッキーマウスには、元祖ミッキーマウスが存在していたことをご存知だろうか?それは、ラッキーラビットのオズワルド。たしかディズニーランドには売っていなかったがわたしは持っている。
小さなぬいぐるみだが耳を丸めるとミッキー(笑)

左の子ではないよ♪(´ε` )


版権上東京ディズニーランド内では売れないのかもしれないが、わたしは福岡大丸百貨店のウォルト・ディズニー氏生誕100周年記念展覧会かなんかで、あら、かわいいうさぎちゃんとひょいと購入した。
普段ディズニーにはあまり興味がない方かも(笑)

レアなのかな?入院のときも必ず持っていく、わたしの心の支えみたいな存在。今もベッドにいます。
ラッキーラビットだから、きっと運がいいんだね!

おしまい。

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